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『激ロック』スペシャルコーナー【12月レコメンドアイテム】

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11月のオススメはこちら

 

SONS OF APOLLO / 『MMXX』
GENRE:PROGRESSIVE METAL, HARD ROCK

元DREAM THEATER、元GUNS N' ROSES、現MR. BIG!
HR/HMシーンのレジェンドたちが集うスーパー・グループが最新作をリリース!

元DREAM THEATERのMike Portnoy(Dr)&Derek Sherinian(Key)、MR. BIGのBilly Sheehan(Ba)、元GUNS N' ROSESのRon “Bumblefoot” Thal(Gt)、元TALISMANで様々なバンドやソロで活躍しているJeff Scott Soto(Vo)という泣く子も黙る面子による最新作が到着。前作同様Jeffによるパワフルなヴォーカルを前面に押し出した、単なるテクニック重視のバンドとは一線を画すサウンドを展開している。よりアグレッシヴに、変態的な超絶プレイも随所に織り交ぜながら、クラシカルなハード・ロック的な熱さをも兼ね備えたサウンドに仕上がっているのだ。HR/HM好きならおすすめの1枚。

井上 光一【ライター推薦】


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TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS / 『Get The Money』
GENRE:ROCK

フーファイ、Taylor Hawkins(Dr)が超豪華メンツと作り上げた
遊び心溢れる軽快なロックンロール・アルバム!

FOO FIGHTERSのドラマー Taylor Hawkinsが、ソロ3枚目となるアルバムをリリース。ここでは、お馴染みのテクニカルで豪快なドラミングはもちろん、パワフルな歌声も披露している。フーファイでもリード・ヴォーカルをとっている楽曲はあるが、ハスキーで“ザ・アメリカン・ロック”的な歌声は、フロントマンとしての存在感がある。バンドメイトのDave Grohl(Vo/Gt)やPat Smear(Gt)をはじめ、Roger Taylor(QUEEN/Dr)やJoe Walsh(THE EAGLES/Gt)など超豪華な顔ぶれが参加した今作は、そんな彼が本当に楽しんで音楽を作っているのがわかる。遊び心溢れる軽快なロックンロールが詰まった、どこを開けても楽しい福袋だ。

山本 真由【ライター推薦】


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LINDEMANN / 『F & M』
GENRE:INDUSTRIAL METAL

Till Lindemann(RAMMSTEIN)&Peter Tägtgren(HYPOCRISY)によるプロジェクト“LINDEMANN”!!
バラエティに富んだLindemannの魅力を詰め込んだ2ndアルバム完成!

RAMMSTEINのフロントマンであるTill Lindemann、HYPOCRISYやPAINなどで活動するPeter Tägtgrenというふたりの奇才によるプロジェクトの2ndアルバム。今作は童話“ヘンゼルとグレーテル”をリメイクした戯曲に提供した楽曲5曲と、新たに制作された6曲を収録。前作『Skills In Pills』でも見られた耽美で重厚なエレクトロ・メタルをベースに、タンゴやフォークなどの諸要素もミックスされ、バラエティに富む作風になっている。前作は全編英語詞だったが、今回は母国語のドイツ語で歌唱されており、その発音も含めて、ヴォーカリスト Lindemannの魅力が詰まった1枚と言える。RAMMSTEINの新譜と聴き比べてみるのもおすすめだ。

菅谷 透【ライター推薦】


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CATTLE DECAPITATION / 『Death Atlas』
GENRE:EXTREME METAL

カリフォルニアのデス・メタル/グラインドコア・バンド、CATTLE DECAPITATION!
より叙情的に深化した4年ぶりのニュー・アルバムをドロップ!

1996年にカリフォルニア州サンディエゴで結成されて以来、動物虐待や環境破壊に対する悲憤を凶悪なサウンドへと昇華させた作品を発表してきたデス・メタル/グラインドコア・バンド、CATTLE DECAPITATION。2018年には待望の初来日を果たした彼らが、4年ぶり8作目となるアルバムをリリースした。ブラストを多用した爆速ドラミングと、グロウルからザラついたクリーン・ヴォイスまで多彩な表現を駆使するヴォーカル・ワークという、近作で確立されたバンドのトレードマークとも言えるスタイルは健在だが、今作では歌声をさらに引き立たせる、デス・メタリックで叙情的な展開へとよりいっそう踏み込んだ印象。人類に対する嘆きを、エクストリームな表現でドラマチックに描き出している。

菅谷 透【ライター推薦】


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FIT FOR AN AUTOPSY / 『The Sea Of Tragic Beasts』
GENRE:DEATHCORE, METALCORE

米ニュージャージー産の6人組、FIT FOR AN AUTOPSY!
デスコアの枠を越え、ネクスト・レベルのサウンド鳴らす極上の1枚!

豊富なキャリアを持った面々が集まった、USニュージャージー産の6人組による5枚目の最新作。強烈なブルータリティを誇るデスコア・サウンドで人気を集めている彼らだが、本作では明らかにネクスト・レベルに達したサウンドを展開している。先行で公開されていた「The Sea Of Tragic Beasts」を聴けばわかるように、叙情的且つシンフォニックなクリーン・パートを大胆に取り入れ、テクニカルなリフの応酬と極悪なヘヴィネスの中に、どこか悲哀を感じさせる楽曲に仕上がっているのだ。アルバム全体を通して、デスコアの枠内を飛び越えた楽曲群は、安易な手法に走る凡百のバンドとは一線を画すクオリティである。ベテランの地位に安住せず、常に挑戦し続ける姿勢に乾杯。

井上 光一【ライター推薦】


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THE NUMBER TWELVE LOOKS LIKE YOU / 『Wild Gods』
GENRE:MATHCORE

ニュージャージー産マスコア・バンド、THE NUMBER TWELVE LOOKS LIKE YOU!
10年ぶりのリリースとなる最高の復帰作到着!

このバンド名を見て“お!”となった方は2000年代のマスコア事情にかなり詳しい方であろう。2003年にデビューして以来4枚のアルバムをリリースして人気を博したが、2010年に解散。2016年に再結成を果たし、実に10年ぶりとなる最新作がリリースされた次第である。カテゴライズ不能のサウンドが持ち味であったがゆえに、年月を経て落ち着きも感じられて――などということは彼らに関してはまったく当てはまらないので安心してほしい。通算で5枚目となる本作において、確かに洗練された面もあるのだが、一曲一曲に込められた情報量は過去最高レベル。マスコアを軸に、クラシック、ジャズ、ワールド・ミュージックにデス・メタルさえもが、渾然一体となって迫りくる様に感動すら覚える、最高の復帰作!

井上 光一【ライター推薦】

 

【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2019年12月27日 16:46