Tycho(ティコ)ニュー・アルバム『Simulcast』を2020年2月28日リリース
2作連続でグラミー賞ノミネートを果たしたエレクトロニカ/ポストロックを代表するトップアーティスト、ティコが最新作『Simulcast』を2月28日(金)にリリース!
サンフランシスコを拠点に活動するスコット・ハンセンを中心としたプロジェクトであるティコ。米ビルボードのエレクトロニックチャートで堂々の1位に輝いた実績に加えて、直近の作品『Epoch』と『Weather』が2作連続でグラミー賞ノミネートを果たすなど、エレクトロニカ/ポストロックを代表するトップアーティストとして活躍する彼らの最新アルバム『Simulcast』が2月28日(金)リリースされることが決定。
2019年リリースされ、グラミー賞ノミネートを果たした『Weather』と双子作の位置づけとなるのが今作『Simulcast』である。『Weather』の時期からすでにインスト・アルバムを制作中だと語っていたハンセンだが、『Simulcast』にはたしかに『Weather』期のサウンド・シグネチャーが随所に見られる。また、『Weather』でもともとヴォーカルをフィーチャーしていなかったトラック群が再収録されている。
だが、『Simulcast』は単なる『Weather』のインスト・ヴァージョンではない。未発表の楽曲を加え、『Weather』からの再収録曲も順を変えて再構成することによって、新たなアルバムとして完成させたのである。プレイリストが主流となりつつある現代において、明確に一枚の流れとストーリーを持った“アルバム”作品として提示されている。『Weather』の時期にすでに洗練を極めていたオーガニック・サウンドとエレクトロニック・サウンドの融合は、本作のインストゥルメンタルでより明確になっている。響きの柔らかなギターのフレーズとシンセ音が統合され、どちらが優先されることもなくまろやかなアンサンブルとして両立しているのだ。
ライヴ・バンドとしての成長に重きをおいてきた近作までのティコのあり方に比べ、よりリスニングにフィットする抑制された作品となっているのも『Simulcast』の特徴だ。本作の美点はこまやかな音のやり取りが聞ける細部にこそあり、そこから生まれる穏やかだがディープなサイケデリアは初期の作風を思わせるところもある。今作は飛躍と洗練を遂げてきたティコだからこそ到達できた、精巧な音のカレイドスコープなのだ。
『Simulcast』は2月28日(金)に発売!国内盤にはボーナストラックが追加収録され、解説書が封入される。
【収録曲】
01. Weather
02. Alright
03. Outer Sunset
04. Into The Woods
05. Easy
06. PCH
07. Cypress
08. Stress
09. No Stress(Instrumental)*Bonus Track for Japan
Tycho『Weather』
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掲載: 2020年02月05日 12:41