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ル・サージュが取り組むブラームス“室内楽作品全集”第6集は、ストラーダSQとのピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲集

ル・サージュ&ストラーダSQ

エリック・ル・サージュの主導で始まった「ブラームス室内楽作品全集」の第6集は3曲の弦楽四重奏曲とピアノ五重奏曲の組み合わせ。ブラームスにとって「弦楽四重奏曲」というジャンルは室内楽の中でも最も厳格なものであり、偉大なる先人ベートーヴェンを意識したためか、最初の作品が生まれるまでに20曲以上の習作を書きながらも、全て破棄してしまうという慎重さを見せています。そのせいか、ようやく1873年に発表された第1番と第2番のあとは、1875年に第3番を作曲したのみで、以降ブラームスは弦楽四重奏曲を書くことはありませんでした。
フシュヌレ、ネムタヌ、ベルトー、サルクをメンバーとするストラーダ四重奏団は、3つの作品が持つ性格…劇的な第1番、柔和な第2番、明るく軽快な第3番…をくっきり描き分け、若々しい表情を加えることで新鮮な演奏を聴かせます。ル・サージュが加わったピアノ五重奏曲の流麗な演奏も見事です。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ブラームス(1835-1897):室内楽作品全集 第6集
弦楽四重奏曲・ピアノ五重奏曲

[CD1]
弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.51-1
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Romanze,Poco Adagio
3.第3楽章:Allegretto molto moderato e comodo
4.第4楽章:Allegro

弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51-1
5.第1楽章:Allegro non troppo
6.第2楽章:Andante moderato
7.第3楽章:Quasi Menuetto, moderato
8.第4楽章:Allegro non assai

[CD2]
弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op.67
1.第1楽章:Vivace
2.第2楽章:Andante
3.第3楽章:Agitato
4.第4楽章:Poco Allegretto con Variazion

ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34
5.第1楽章:Allegro non troppo
6.第2楽章:Andante,un poco adagio
7.第3楽章:Scherzo,Allegro
8.第4楽章:Finale,Poco sostenuto.Allegro non troppo

【演奏】
ストラーダ四重奏団
[メンバー]
ピエール・フシュヌレ(ヴァイオリン)
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
リーズ・ベルトー(ヴィオラ)
フランソワ・サルク(チェロ)

エリック・ル・サージュ(ピアノ)…CD2:5-8

【録音】
2019年2月15日 ライヴ La Belle Saison au Mejan

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年02月13日 00:00