Ezechiel Pailhes(エゼキエル・パイウ)|新作アルバム『Oh!』をリリース
フレンチ・ミニマル古参の「Noze」の一員でもあるEzechiel Pailhes(エゼキエル・パイウ)の新作がサーカス・カンパニーからリリースに。前作に引き続きシェイクスピアらの古典からインスピレーションを得てポスト・クラシカルとダンスの狭間に独自の抒情的な音世界を構築した力作。
エゼキエル・パイウはミニマル・テクノ・ユニット「Noze」のメンバー。2000年代なかば、現行ミニマルの草創期から活動している古株です。ソロでは2013年にアルバム・デビュー。本作は2017年の『Tout Va Bien』に続く彼のソロでのサード・アルバム。前作に続いてダニ・シシリアーノやDOPらでおなじみのサーカス・カンパニーからのリリース。なにげに音大卒でクラシカルなルーツを持つというエゼキエル。そんな彼の出自がよくわかる、ポスト・クラシカルと緩めのダンス・ビートの特異なミクスチャーが今回も見事に開花。7曲がボーカル入り。それらは、シェイクスピアやヴィクトル・ユーゴー、マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールらの詩に曲を付けたものだとか。モッキー、ゴンザレスやハーバートの系譜に連なる、抒情と郷愁の入り混じった実験的な箱庭ポップの会心作。
【収録曲】
01. J’aimerais tant
02. Bien certain
03. Oh! Pourquoi te cacher?
04. Constellation
05. Sans l’oublier
06. Wolf 359
07. La sincère
08. Almost there
09. Tu te rappelleras
10. Cakewalk
11. J’avais froid
Ezechiel Pailhes photo©Nicolas Guerbe
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2020年03月05日 17:56