タスミン・リトルによる知られざる英国のヴァイオリン作品集第3弾!『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3』
英国の名女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトル。知られざる英国のヴァイオリン作品を発掘する好企画第3弾!
近代イギリスのヴァイオリン作品、特にディーリアスやエルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」、「ヴァイオリン協奏曲」の演奏は同曲の決定的名演と絶賛される英国音楽の探究者でありスペシャリスト、タスミン・リトル。オーストラリアが生んだ当代屈指の知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンと組み、知られざる英国のヴァイオリン作品を発掘してきた好企画「イギリスのヴァイオリン・ソナタ集」。
3年ぶりのリリースとなる待望の第3巻では、「イギリスのラフマニノフ」と呼ばれたヨーク・ボーウェン(1884-1961)、イギリス印象派とも呼ばれるジョン・アイアランド(1879-1962)、映画音楽作家としても知られるウィリアム・オルウィン(1905-1985)ら、20世紀前半~中期のヴァイオリン・ソナタとソナティナを中心に、ヴィオラのために作曲され1943年にヴァイオリン用に改訂されたエリック・コーツ(1886-1957)の「ファースト・ミーティング」、そして2016年のハートフォードシャー音楽祭でタスミン・リトルによって初演されたジェイムズ・フランシス・ブラウン(b.1969)の「ザ・ハーツ・グレイス(The Hart’s Grace)」を収録。
2020年夏以降はコンサート・プラットフォームから離れ、教育や演奏以外の活動に専念することも発表され、演奏活動からの引退が惜しまれている女帝タスミン・リトルの名技と飽くなき探求心がアルバムに込められています。
(東京エムプラス)
『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集 Vol.3』
【曲目】
ボーウェン:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.112
アイアランド:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調
ジェイムズ・フランシス・ブラウン(b.1969):ザ・ハーツ・グレイス(世界初録音)
オルウィン:ソナティナ
エリック・コーツ:ファースト・ミーティング(1941, 1943改訂/この版による世界初録音)
【演奏】
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
ピアーズ・レーン(ピアノ)
【録音】
2019年9月17日-19日、ポットン・ホール(サフォーク)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年03月30日 00:00