ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブルがモーツァルトの“ミサ曲 ハ短調”を録音!
ミンコフスキ、PENTATONEレーベル初登場!
手兵レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブルと
モーツァルトの大ミサ曲をついに録音!!
待ちわびたミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブル、注目の新譜登場!
2018年12月、本拠地グルノーブルのMC2にてモーツァルトのミサ曲 ハ短調 KV.427 をライヴ収録しました。当作品は2013年2月に同団との来日公演でシューベルトの未完成ともに披露され話題となりました。その話題となった作品が今回ついに録音されました!
ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブルといえば、ハイドンの交響曲《ロンドン・セット》で2011年度レコード・アカデミー大賞を受賞するなど、これまで同団とともに数々の名演を聴かせてきました。
モーツァルトのミサ曲 ミサ曲 ハ短調 KV.427、通称『大ミサ曲』は、1781年にモーツァルトがウィーンに移り住んでから最初の教会音楽で未完の大作。成立の因はモーツァルトの父の意に染まぬコンスタンツェとの結婚が実現し、彼女を伴ってザルツブルクを訪れることができるならその時は新作を携えていき、故郷の教会に奉献しようという個人的な誓願に発すると考えられています。
ミンコフスキといえば演奏はもちろんのこと、版や編成にも並々ならぬこだわりの持ち主としても知られます。未完の当作品はシュミット版(1901年)、ランドン版(1956年)、モーンダー版(1988年)、バイヤー版(1989年)、レヴィン版(2005年)など様々な補筆版・補完版が存在ますが、ミンコフスキは新モーツァルト全集(Neue Mozart-Ausgabe)に採用されたヘルムート・エーダー版(1985年)で演奏しております。
ヘルムート・エーダー(1916-2005)はオーストリアの作曲家。モーツァルテウム音楽大学の教授をつとめ、モーツァルトの作品の研究家としても知られます。当版は1977 年にポーランドのヤギエロン図書館から発見された自筆譜を底本としており、クレドには楽器の追加をしていませんが「聖霊によりて」では1 対のホルンを追加しています。
当演奏の編成は管弦楽は第1 ヴァイオリン× 8、第2 ヴァイオリン× 6、ヴィオラ× 4、チェロ× 3、コントラバス× 2、フルート× 1、オーボエ× 2、クラリネット× 1、ファゴット× 2、ホルン× 2、トランペット× 2、トロンボーン× 3、ティンパニ× 1、オルガン× 1。また声楽は、4 人の独唱(ソプラノ× 2、テノール、バス)と9 人の合唱団(ソプラノ× 3、アルト× 2、テノール× 2、バス× 2)で構成。
ミンコフスキによる際立ったアンサンブル力と同団そして豪華ソリスト陣が高次元の精度で演奏しております。また、流石ミンコフスキ!といえる緻密なスコアの読み込みと解釈は当演奏でも際立っております。
(キングインターナショナル)
【曲目】
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 KV.427(1783)[ヘルムート・エーダー版(1985)]
Ⅰ.キリエ
II.グローリア(ⅰ. 天のいと高きところには、神に栄光/ⅱ. 我らは主をほめ/ⅲ . 主の大いなる栄光のゆえに/ⅳ. 神なる主/ⅴ.世の罪を除きたもう主よ/ⅵ. 主のみ聖なり/ⅶ .イエス・キリストよ/ⅷ . 聖霊とともに)
III.クレド(ⅰ . 我は信ず、唯一の神/ⅱ . 聖霊によりて)
IV.サンクトゥス
V.ベネディクトゥス
【演奏】
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブル(グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊)
[独唱]
アナ・マリア・ラビン(ソプラノⅠ)
アンブロワジーヌ・ブレ(ソプラノⅡ)
スタニスラス・ドゥ・バルビラック(テノール)
ノーマン・パツケ(バス)
[合唱]
コンスタンス・マルタ=ベイ、レア・フルテ、ソフィー・ガルビシュ(ソプラノ)
オーウェン・ウィレッツ、マリー=アンドレ・ブシャール=ルシュー(アルト)
フランソワ・パルダイルエ、リサンドロ・ネシス(テノール)
アントワーヌ・フーロン、シドニー・フィエロ(バス)
【録音】
2018年12月、MC2(グルノーブル文化会館)、フランス
ライヴ録音
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(PENTATONE)
レコーディング・プロデューサー、エディティング、ミキシング&マスタリング:ローラ・カズナーヴ=ペレ
サウンド・エンジニア:ヴァンサン・モンス
サウンド・アシスタント:エティエンヌ・ロセ
[日本語帯・解説・歌詞訳付]
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年05月12日 00:00