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ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の葵トリオ。『ベートーヴェン&メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲』

葵トリオ

更なる研鑽を積み、より洗練されたアンサンブル

2018年に難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールに優勝し、大きな話題を呼んだ葵トリオの第2弾。古典派とロマン派、長調と短調という2曲の性格的対照をさり気なく、かつ強い説得力をもって描き出しています。瑞々しい音色美、軽やかなリズム、天衣無縫のアンサンブルから、生命力に溢れた音楽が生み出されていますが、その表現は極めて気品高く、決して則を超えることがありません。ベートーヴェンでの活力に溢れ、優美さを兼ね備えた演奏は作曲当時24歳の彼に実にふさわしく、メンデルスゾーンでの豊かな情感や憂愁の風情、しかし粘らないさらりとした進行も作品の様式をずばりと言い当てています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

葵トリオは、東京藝術大学及びサントリーホール室内楽アカデミー第3期生として出会い、2016年に結成。「葵/Aoi」は、3名の頭文字と花言葉「大望、豊かな実り」に由来しています。それぞれが輝しい受賞歴を始めとする充実したバックボーンを持つ、期待の若手ホープが集ったトリオです。

第1位が滅多に出ない世界最難関のミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、見事に第1位を獲得し、一躍、時の人となった「葵トリオ」。先にリリースされた、その凱旋記念アルバムは多方面で高い評価を受けました。

待望の新録音は、生誕250周年にあたるベートーヴェン作品と、葵トリオが『各楽器の扱いが室内楽的であり、作品の構造も大変見事です。我々はこの作品を何度も演奏しましたが、その度にこの作品に心からの感動を覚えます。』と語るメンデルスゾーンの第2番との組み合わせ。

日本やドイツの各地でコンサートを行い、また、更なる研鑽を積んだ彼らの、より洗練されたエネルギッシュな演奏は、世界が期待する若きアンサンブルの今を伝えます。
(マイスター・ミュージック)

【曲目】
L.van ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調作品1-1
1 I. Allegro
2 II. Adagio cantabile
3 III. Scherzo, Allegro assai
4 IV. Finale, Presto

F.メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調作品 66
5 I. Allegro energico e con fuoco
6 II. Andante espressivo
7 III. Scherzo
8 IV. Finale

【演奏】
葵トリオ
小川 響子 (ヴァイオリン)
伊東 裕 (チェロ)
秋元 孝介 (ピアノ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年05月15日 00:00