フルトヴェングラー最高の《魔笛》(51年ザルツブルクでのライヴ)世界初出LPのマスターテープから復活!
こんなに良い音で入っていたとは!
フルトヴェングラー最高の《魔笛》(51年ザルツブルクでのライヴ)、
世界初出LPのマスターテープから、ついに国内盤CDとしてよみがえる!!
フルトヴェングラーは、1948年から亡くなる54年まで、肺炎で倒れた52年をのぞき毎年、ザルツブルクでオペラを振っていました。《フィデリオ》3回(年)、《魔笛》3回、《ドン・ジョヴァンニ》3回。《フィガロ》《魔弾》《オテロ》は1回。《魔笛》は《フィデリオ》《ドン・ジョヴァンニ》と並ぶ愛好オペラでした。49年、50年、51年の3種(50年盤は一部のみ)遺された《魔笛》録音。このなかで最も音質が良く、歌手もそろっている51年盤の登場です。49年盤とくらべると劇的な要素よりも格調高く精神的な深さを感じさせる巨匠の指揮。名盤の復活です。
1980年、世界初出LPとなった伊チェトラ盤(LO-9)。ミラノ、ディスコス制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しました。4年後チェトラは「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを立ち上げ、疑似ステレオ化して再発売(FE-19)、キングでは真正モノラル録音のまま、K19C-9397/9で再発売しております。しかし、CD化は他社に(伊フォイヤー、伊アルカディアなど。2000年にはEMIでも)先行されたまま、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠っておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで40年ぶりにデジタル・リマスタリング&初CD化になります!
音質は鮮明かつ明瞭!デジタル臭(金属的な響き)のしない、ふくよかで伸び伸びした自然な質感!!50年代「夜の女王」役を独占していたウィーンの名花ヴィルマ・リップや芸達者なウィーンの名歌手エーリッヒ・クンツらの歌声ものびやかに響き、思わず録音年をわすれるほど。ウィーン・フィルの美音もまじえて、極上のモーツァルト世界へ誘ってくれます。ブックレットは日本語解説(浅里公三氏のライナーノーツ)付。
(キングインターナショナル)
【曲目】
モーツァルト:歌劇《魔笛》 K.620 (全曲) (全2幕)
【演奏】
ヴィルマ・リップ(ソプラノ:夜の女王)、
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:パミーナ)、
アントン・デルモータ(テノール:タミーノ)、
エーリッヒ・クンツ(バリトン:パパゲーノ)、
エディット・オラヴェツ(ソプラノ:パパゲーナ)、
ヨーゼフ・グラインドル(バス:ザラストロ)、
ペーター・クライン(バリトン:モノスタトス)、
パウル・シェフラー(バス:弁者)ほか
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ウィーン国立歌劇場合唱団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
【録音】
1951年8月6日 フェルゼンライトシューレ(祝祭劇場)、ザルツブルク(ライヴ)
音源提供:DISCOS, Milano
国内発売初LP:セブンシーズGT-7093/5(1980.2.21)(オリジナルLPはチェトラLO-9)
KKC4230/2(3CD)
MONO
75:13( CD1:第1幕)
45:19( CD2:第2幕-1)
52:14( CD3:第2幕-2)
日本語帯・解説付
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月30日 18:00