ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演!『ラメント』~バロック期ドイツ語圏の器楽と声楽のための哀歌をあつめて
[Ensemble Café Zimmermann officiel 公式チャンネルより]
ダミアン・ギヨンとカフェ・ツィマーマンの共演による哀歌集
古くは13世紀からあり、ルネサンスを経てバロックに入る頃、声楽曲としてのみならず、器楽曲としてもその形式を確立した「ラメント(哀歌・悲歌)」。
ここにはオーストリアを中心に活躍したシュメルツァーとビーバー、存命中に大きな名声を得ていたヨハン・クリストフ・バッハ、その弟で大バッハの先妻マリア・バルバラの父でもあるヨハン・ミヒャエル・バッハ、フレスコバルディに学んだ鍵盤音楽の重要作曲家フローベルガー、ドレスデンにおけるシュッツの高弟で後年ハンブルクに移り多くの教会音楽を残したベルンハルトらによる、ラメントの性格を持った作品を収録しています。
カフェ・ツィマーマンはこのアルバム制作にあたり、長年共演を重ねてきたダミアン・ギヨンを招き、しっとりとした表現に留まらず、時に波打つような動きを生き生きと歌い上げ、美しくもメリハリのある一枚に仕上げています。バレッティとフリッシュという、グループの中心人物二人それぞれのソロも収められた多彩なプログラムです。
(ナクソス・ジャパン)
『ラメント』~バロック期ドイツ語圏の器楽と声楽のための哀歌をあつめて
【曲目】
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-1680):
1. 五声のセレナータ
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
2. おお甘美なイエスよ
3. 食卓の音楽 第3部
ヨハン・ミヒャエル・バッハ(1648-1694):
4. ああ,いかにその時を待ちこがれることか
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
5. フェルディナンド3世の死に寄せる哀歌
ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):
6. ああ、私の頭が水で満ちていたなら
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667):
7. トッカータ第2番(第2巻 1649年より)、リチェルカール第1番(第4巻 1656年より)
クリストフ・ベルンハルト(1628-1692):
8. なにゆえに悲しむのか
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:
9. パッサカリア(ロザリオのソナタ より)
【演奏】
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)…2、4、6、8
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
[メンバー]
パブロ・バレッティ、マウロ・ロペス・フェレイラ(ヴァイオリン)
パトリシア・ガニョン、デアドル・ダウリング(ヴィオラ)
ペトル・スカルカ(チェロ)
ダヴィデ・ナーヴァ(コントラバス)
野入志津子(テオルボ)
セリーヌ・フリッシュ(オルガン)
【録音】
2019年5月20-23日
サン=ミシェル修道院 サン=ミシェル=アン=ティエラシュ、フランス
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月31日 00:00