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東京フィルコンマス三浦章宏初のソロ・アルバム!ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集 I《クロイツェル》

三浦章宏&東誠三

東京フィルコンマス三浦章宏、初となるソロ・アルバム!
並々ならぬ意気込みで挑むベートーヴェン全集第1弾
『クロイツェル』ほか、真摯に作品と向かい合った注目演奏

東フィルのコンマス、三浦章宏の自主制作レーベル第1弾。自身初となるソロ・アルバムで取り上げたのは三浦の敬愛するベートーヴェン。この先ソナタ全集録音を完成させるという目標を掲げ、その第1集として大曲の『クロイツェル』と第1番、第6番を録音。ヴァイオリニストとして長いキャリアを持つ三浦が満を持して挑む、並々ならぬ意気込みの詰まったアルバムです。
三浦は室内楽にも積極的で、ヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を既に何度か行っています。そのため各曲を深く理解しているのは勿論、交響曲との共通点や違いも肌で感じています。オーケストラ作品と比べると室内楽にはベートーヴェンのプライヴェートな部分が自然に反映されていて、親しみを感じるそう。またベートーヴェンは激しさが特徴のように言われますが抒情的な旋律を書くことにも長けた作曲家である、と語っていて、それらの要素はこのソナタ録音に大きな魅力となって息づいています。そしてピアノは三浦と50年来の知り合いで多く共演を重ねてきたという東誠三。彼もベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲演奏・録音を行った人物で、この全集録音企画に欠かせない演奏家と言えます。
演奏はまったく虚飾の無い、音楽そのものを真摯に見つめたもので、明朗にして輝かしい響きがストレートに伝わってきます。二人の演奏家の高い密度のやりとりが確固たる確信を持って迫ってくる『クロイツェル』はたいへんに見事。注目必至のシリーズ開始にふさわしい1枚です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集I《クロイツェル》
第9番 イ長調 作品47《クロイツェル》
第6番 イ長調 作品30-1
第1番 ニ長調 作品12-1

【演奏】
三浦章宏(ヴァイオリン)
東誠三(ピアノ)

【録音】
2020年6月18日~20日
三春交流館「まほら」

三浦章宏
東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター。
筑波大学人間学類卒業後NHK交響楽団に入団。第53回日本音楽コンクール入選、第25回ディボール・ヴァルガ国際コンクール最高位など受賞多数。ソリストとして国内外のオーケストラとコンチェルトの共演、リサイタル、室内楽など多彩な演奏活動を展開。
ボアベールトリオ、ヴェーラ弦楽四重奏団、鎌倉芸術館ゾリステンメンバー。
宮崎国際音楽祭に毎年出演。
国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。トヨタユースオーケストラキャンプ講師。世田谷ジュニアオーケストラストリングセクションディレクター。 東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターとして2001年就任から20年目を迎え、名誉音楽監督チョン・ミュンフン氏はじめ指揮者陣からも厚い信頼を得ている。

東誠三
東京音楽大学在学中に日本音楽コンクール第1位。その後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。多くの国際コンクールに入賞し、演奏家活動に入る。
これまでに、国内外でリサイタル、オーケストラと共演し、国内ではN響、読響、日フィルなどのオーケストラにソリストとして招かれている。近年では、ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会とそのライヴ録音CD(全9集)が各方面より高い評価を受けた。
また2012年には、ジュネーヴ国際音楽コンクール・ピアノ部門の審査員を務めた。
活発な演奏活動に加え、東京藝術大学教授、東京音楽大学客員教授を務めるなど、後進の指導も行っている。日本ショパン協会理事。
(キングインターナショナル)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : BEETHOVEN 2020

掲載: 2020年11月05日 00:00