名手ミクローシュ・ペレーニが参加!フェレンツ・ファルカシュ:チェロを伴う室内楽作品全集第2集
前作に続きミクローシュ・ペレーニが参加!“ノットゥルノ”以外は世界初録音!
ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュ。
TOCCATAレーベルからはこれまで5集の管弦楽作品集の他、管楽器のための作品や合唱作品など多彩な曲集がリリースされ、どれも高い評価を受けています。
今回の「チェロをともなう室内楽作品集」は、前作と同じく名奏者ミクローシュ・ペレーニを中心とした親密なアンサンブルです。どの曲もハンガリー民謡を基にした親しみやすい旋律に溢れており、はじめて聴く人にも強い印象を残すことでしょう。
今回の曲集には、2つの連作歌曲が含まれていますが、これはどちらもピアノの伴奏ではなく、チェロと声の共演という珍しい取り合わせです。とりわけ1分にも満たない小さな歌で構成された曲集「1分の小品」は、ファルカシュの個性際立つ作品。ペレーニの表情豊かな演奏も聴きどころです。
(ナクソス・ジャパン)
『フェレンツ・ファルカシュ:チェロを伴う室内楽作品全集 第2集』
【曲目】
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
1-2. ノットゥルノ ~弦楽三重奏のために(1927-1929)
3つの楽章 ~フルート、チェロとチェンバロのために(1983)
3. I. Preludio 前奏曲
4. II. Feuille d’album アルバムの綴り
5. III. Rondo ロンド
6-7. Prélude et Chaconne égarée 前奏曲と失われたシャコンヌ ~2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
8-14. 1分の小品 ~声とチェロのために(1990)
15-17. 二重ソナタ ~ヴィオラとチェロのために(1960-1961)
3つの歌 ~声とチェロのために(1989)
18. I.The music flows like poured wine 音楽は注がれたワインのように流れる
19. II. Loneliness lives along the way 孤独は道に沿って生きる
20. III. The cold wind rushes up the river valley 冷たい風が河谷を駆け上がる
21-23. 対話 ~2つの楽器のために(1987)
24-26. ピアノ三重奏曲(1977-1979)
※1-2以外世界初録音
【演奏】
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
ガボール・ブレッツ(バス)…8-14,18-20
ヴェロニカ・オロス(フルート)…3-5,21-23
クリストフ・バラーティ(ヴァイオリン)…1-2,6-7,24-26
エステル・レスターク・ベデー(ヴァイオリン)…6-7
ペーテル・バールソニ(ヴィオラ)…1-2,(ヴィオラ・ダモーレ)…6-7
ミクローシュ・シュパーニ(チェンバロ)…3-5
バラーシュ・ソコライ(ピアノ)…24-26
【録音】
2016年10月18-21日
Magyar Rádió, Budapest
『フェレンツ・ファルカシュ:チェロを伴う室内楽作品全集第1集』はこちら
TOCCATAレーベルが高い関心を寄せているハンガリーの現代作曲家ファルカシュ(1905-2000)。すでに管弦楽作品集は第5集まで、他にも室内楽作品や合唱作品などを聴くことができますが、今作ではハンガリーの名手ミクローシュ・ペレーニをソリストに迎え、ファルカシュの「ハンガリー風味」のチェロ曲を存分にお楽しみいただけます。ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに学び作曲の研鑚を積んだファルカシュの作品は、決して難解ではなく、どれも親しみやすい雰囲気を持っています。
このアルバムの作品も、民謡を起源としていたり、バロック調であったりと、楽しいものばかりです。子供たちの詩に曲をつけた「フルーツバスケット」もユニークでユーモアに溢れています。
(ナクソス・ジャパン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年11月13日 00:00