Diego Pinera(ディエゴ・ピネラ)|ウルグアイ出身のドラマーによるダニー・マッキャスリン、ベン・モンダー、スコット・コリーらとの共演作『Odd Wisdom』
ウルグアイ出身、ベルリンを拠点とするドラマー、ディエゴ・ピネラが、過去10年間にとり組んで来たすべての音とリズムをまとめたと語る一作。
ウルグアイ、モンテビデオ出身、ハバナ、ボストン(バークリー)、ライプツィヒで学生時代を過ごし、現在はベルリンを拠点に活動するドラマー、ディエゴ・ピネラによるACT第二弾となるアルバム。トニー・ラカトシュをフィーチャーした作品『Reflexiones』ほか、マーク・ターナー(ts)、ベン・ストリート(b)とのサックス・トリオ作品『My Picture』を2016年にリリースし、注目を集めた。
現在、同じベルリンを拠点にするギリシャ、ブルガリア出身のアーティストと活動し、音楽的な視野を広げる一方、本作はドニー・マッキャスリン、ベン・モンダー、スコット・コリーといったNYCを中心として世界的に活躍するアーティストと交えた挑戦的な一作。
4歳からドラムをはじめたDiego曰く、「自分が住んできた土地の音楽を学んできて、本作は、過去10年間にとり組んで来たすべての音とリズムをまとめたもの」と語る作品。10曲中、ラストのモンクのナンバー以外、オリジナルで、ほぼ全てが変拍子。どの曲も複雑なリズムが交錯する。しかし、ラテン的な明るさも混じり、絶妙にポップな曲のモチーフにもより、作品のカラーは難解さではなく、ユニークなコンテンポラリー・サウンドに仕立て上がっている。テクニックあふれる共演メンバーと四つに組み合った2020年代のカルテット・サウンド!
輸入盤CD
【収録曲】
1 Clave Tune (Diego Pinera) 08:39
2 Domingo (Diego Pinera) 06:14
3 Conversation With Myself (Diego Pinera) 05:09
4 Robotic Night (Diego Pinera) 04:12
5 Mi Cosmos (Diego Pinera) 05:03
6 Space (Diego Pinera) 07:18
7 Away (Diego Pinera) 04:50
8 De Madrugada (Diego Pinera) 05:04
9 Easter in Puglia (Diego Pinera) 03:18
10 Blue Monk (Thelonius Monk) 07:16
【メンバー】
Diego Pinera (ds),Donny McCaslin (sax), Ben Monder (g), Scott Colley (b)
掲載: 2021年01月15日 11:21