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1965年日本クラウン・セッション録音『田中希代子ピアノ・リサイタル』が復活!

田中希代子

田中希代子最盛期の演奏。
1965年日本クラウン・セッション録音名曲集が復活!

田中希代子は1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。彼女の遺された数少ない音源を探し求める人は今も後を絶ちませんが、なかでも日本クラウンが1965年5月に東京イイノホールでセッション録音した名曲集の音源は、正規にCD化されることなくまさに幻の音源となっていました。それが日本クラウンとキングインターナショナルのコラボで蘇りました。
ライヴでの鬼気迫る演奏も魅力ですが、セッション録音では田中希代子の端正で気品あふれる面をたっぷり堪能できます。さらにウェーバーの「舞踏への勧誘」やリストの「愛の夢」、シューマンの「トロイメライ」など、他に彼女の録音を聴くことのできない作品もあるのが嬉しい限り。愛弟子の菊池洋子が心打たれる「師の思い出」を当アルバムに寄せていて、それも注目です。
(キングインターナショナル)

【曲目】
(1)ベートーヴェン:エリーゼのためにWoO.59
(2)パデレフスキ:メヌエットOp.14の1
(3)リスト:愛の夢第3番
(4)ショパン:前奏曲Op.28の15「雨だれ」
(5)ショパン:幻想即興曲Op.66
(6)ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
(7)モーツァルト:トルコ行進曲
(8)メンデルスゾーン:紡ぎ歌
(9)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(10)シューベルト:即興曲変イ長調Op.90の4
(11)シューマン:トロイメライOp.15の7
(12)ショパン:小犬のワルツOp.64の1
(13)シューベルト:楽興の時第3番

【演奏】
田中希代子(ピアノ)

【録音】
1965年5月4日
イイノホール(セッション)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年01月20日 15:00