フランチェスカ・デゴがシャンドスと専属契約!『イル・カノーネ ~ フランチェスカ・デゴ パガニーニのヴァイオリンを弾く』
イタリアの眩きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴがシャンドスと専属契約!注目のシャンドス録音第1弾は、パガニーニが愛した歴史的銘器グァルネリ1743「イル・カノーネ」を弾いたパガニーニ・トリビュート・アルバム!
1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴがイギリスのシャンドス(Chandos)と専属録音契約を結びました! 2012年にDeutscheGrammophonから「パガニーニ:24のカプリース」でデビューを果たしたフランチェスカ・デゴの注目すべきChandos第1弾も、パガニーニ・アルバムです!
パガニーニ自身が所有し愛奏したというグァルネリ・デル・ジェス1743年製の "イル・カノーネ(大砲)"は、パガニーニの没後ジェノヴァ市に寄贈され、ジェノヴァの宝として厳重に保管されてきました。その後、限られたヴァイオリニストにしか演奏機会が与えられず、録音も数えるほどしかないという貴重な銘器ですが、フランチェスカ・デゴは2019年にジェノヴァで行われたパガニーニ祝賀コンサートでこの楽器を使用してパガニーニのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その成功から今回のレコーディングで使用するという栄誉が与えられました。
フランチェスカ・デゴがパガニーニに敬意を表してじっくりと選んだという理想のプログラムは、ロッシーニからシュニトケまで、無伴奏とピアノ伴奏両方の充実したパガニーニ・トリビュート・プログラム。イタリアの作曲家兼ピアニスト、カルロ・ボッカドーロ(b.1963)がフランチェスカのために作曲した「秋のように(Come d’autunno)」と、ボッカドーロがフランチェスカのためにピアノ伴奏をアレンジしたパガニーニの「カンタービレ」は世界初録音です。
師であるサルヴァトーレ・アッカルドがその才能を絶賛し、2008年にはパガニーニ国際コンクールでファイナルに進出し(イタリア人女性として初)、最年少ファイナリストのための特別賞「エンリコ・コスタ賞」を受賞したフランチェスカ・デゴが、パガニーニのヴァイオリンの麗しくも濃密な音色を引き出したパガニーニ・アルバムは話題必至! 今後もChandosからロジャー・ノリントン&RSNOとの共演によるモーツァルトの協奏曲録音などを予定しているというフランチェスカ・デゴの活躍にご期待ください!!
(東京エムプラス)
『イル・カノーネ ~ フランチェスカ・デゴ パガニーニのヴァイオリンを弾く』
【曲目】
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7より
フリッツ・クライスラー編曲ヴァイオリンとピアノ版)*
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
ジョン・コリリアーノ:レッド・ヴァイオリン・カプリース
カルロ・ボッカドーロ(b.1963):秋のように(世界初録音)
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17(カルロ・ボッカドーロ編曲ヴァイオリンとピアノ版/世界初録音)*
ロッシーニ:パガニーニに寄せてひと言 ニ長調*
シュニトケ:ア・パガニーニ
シマノフスキ:3つのパガニーニのカプリース Op.40*
【演奏】
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン/グァルネリ・デル・ジェス1743 "イル・カノーネ")
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ/ファツィオリ)*
【録音】
2019年11月4日-6日、ドーリア・トゥルシ宮殿(ジェノヴァ、イタリア)
[日本語曲目表記オビ付き]
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:ナイジェル・シミオン、カルロ・ボッカドーロ、ブルース・カールソン、フランチェスカ・デゴ(日本語訳:生塩昭彦)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年01月25日 00:00