CANDID RECORDS(キャンディド・レコード)復刻第2期!幻のレーベルの音源が最新モノラルマスタリングで復刻
ヴァリー・ブラザーズ、アンディ・ウィリアムス、ドン・シャーリー等を擁するポップス系レコード会社“ケイデンス”のジャズ部門として1960年に発足し、ナット・ヘントフがプロデューサー兼ディレクターとして就任。わずか2年という短い期間で幕を閉じた幻のレーベル〈CANDID RECORDS〉が最新モノラルマスタリングで発売!チャールズ・ミンガス、マックス・ローチなどの黒人ジャズから白人新進ヴォーカリストのナンシー・ハーロウ、クラーク・テリーさらにはライトニン・ホプキンスやメンフィス・スリム等のブルース・アルバムまで。もはや伝説といわれる〈CANDID RECORDS〉の音源が蘇る!
〈CANDID RECORDS〉は、ポップス系レコード会社“ケイデンス”のジャズ部門として1960年に発足。ナット・ヘントフがプロデューサー兼ディレクター、ボブ・キャンベルがセールス・マネージャー、ボブ・ドゥーオリンズが録音エンジニアに就いた。制作ポリシーは“ホットでスウィンギーであること”、“ひとつのスタイルにとらわれず、さまざまなジャズの側面を記録すること”。こんにちではチャールズ・ミンガス『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』やマックス・ローチ『ウィ・インシスト』など先鋭的な黒人ジャズ作品のイメージが際立っているところもあるが、いっぽうで白人新進ヴォーカリストのナンシー・ハーロウ、デューク・エリントン楽団とカウント・ベイシー楽団の双方に所属経験があるトランペット奏者クラーク・テリー、1920年代から活動するディキシーランド・ジャズ系クラリネット奏者ピー・ウィー・ラッセルらにもレコーディングの機会を与え、さらにライトニン・ホプキンスやメンフィス・スリム等のブルース・アルバムも制作している。“幻”に再びスポットが当たったのは、CDの売り上げが初めてLPのそれを上回ったとされる(アメリカ・レコード協会調べ)1987年のこと。
ブラック・ライオン、フリーダムなど様々なジャズ・レーベルを運営する英国人プロデューサーのアラン・ベイツ(元ポリドールUK)がキャンディドの権利を獲得し、ヘントフ時代の音源復刻や未発表テイクの発掘に加え、四半世紀ぶりにニュー・レコーディングにも取り組むことを表明したのだ。それからさらに30余年、ジェイミー・カラム、ステイシー・ケント、ゲット・ザ・ブレッシング、イングリッド・ラウブロック、ギジェルモ・クラインら逸材が頭角を現し、ドクター・ジョンとドナルド・ハリソンのコラボレーション、デイヴ・リーブマンのバラード集『クラシック・バラーズ』といった好企画が生まれた。この名門レーベルの作品群が、これほどまでに大規模なスケールで市場に並んだことはかつてない。キャンディド・ジャズの尽きない魅力に、身も心も没頭する時が来たようだ。
キャンディド・レコード 第2期全15タイトル
2021年3月10日(水)発売
最新モノラルリマスター
日本語解説書き下ろし
監修・解説:原田和典
JAZZ 10タイトル
リチャード・ウィリアムス/ニューホーン・イン・タウン
トランペッター、リチャード・ウィリアムスの唯一のリーダー・アルバム。ジャズの本音が聞こえてきそうな、モダンの中にある「なごみ」を感じさせる名盤。
クラーク・テリー/カラー・チェンジズ
6本のホーンを加えた編成でカラフルで色彩の豊かなサウンドを生み出す巨匠クラーク・テリーの緻密なアレンジと、至高の技を堪能できる名盤。
ベニー・ベイリー/ビッグ・ブラス
歴史的なクインシー・ジョーンズ・オーケストラの花形ソリストとして活躍したビ・バップトランペッターベニー・ベイリーの代表作。トミー・フラナガン、フィル・ウッズ、アート・テイラーなど錚々たるメンバーでセクステットによるアンサンブルでビッグコンボの王道を行く素晴らしいサウンド。
ピー・ウィー・ラッセル/コールマン・ホーキンス /ジャズ・リユニオン
ジャズ・ピアノの革命児、セシル・テイラーの初期を代表する一作。ミュージカル『南太平洋』からの楽曲やスタンダード・ナンバーも素材にしながら、ピアノ の優しさと激しさ双方を究極まであぶり出してゆく。これが初レコーディングとなるサックス奏者アーチー・シェップの参加も貴重。
ナンシー・ハーロウ/ワイルド・ウーマン・ドント・ハヴ・ザ・ブルース
ビリー・ホリディの再来とまで讃えられたナンシー・ハーロウのデビューアルバム!実力派ジャズメンをバックに深い情感で歌われた名盤。
ドン・エリス/ハウ・タイム・パッシーズ
ドン・エリス初期の小コンボ作品。合奏形態が目まぐるしく変化する実験的な作品。
ドン・エリス/アウト・オブ・ノーウェア
知性派ピアニスト、ポール・ブレイとスティーブ・スワローのベースをバックにドン・エリスがトランペットを吹きまくる。
レイ・クロフォード/スムース・グルーヴ
生涯3枚のリーダー作を残した幻のジャズギタリストのレイクロフォード初リーダー作。トランペットにジョニーコールズ、バリトンにセシルペイン等が参加の知る人ぞ知る隠れハードバップギター名盤。
ラッキー・トンプソン/ラッキー・トンプソン・ウィズ・マーシャル・ソラール・トリオ・イン・パリ1961
1940~50年代にかけて数々の名盤に参加、61年パリで収録した未発表セッションが日の目をみた。全曲オリジナルで、作曲家としての才能にも改めて注目させられる名盤。
エリック・ドルフィー/キャンディド・ドルフィー
ビリー・ホリディの再来とまで讃えられたナンシー・ハーロウのデビューアルバム!実力派ジャズメンをバックに深い情感で歌われた名盤。
BLUES 5タイトル
ライトニン・ホプキンス/ライトニン・イン・ニューヨーク
ブルース・シンガー/ギタリスト、ライトニン・ホプキンスの1960年ニューヨークにて録音されたアルバム。ワン・マン・セッションによる気迫溢れるブルースの音世界を堪能できる一枚。
メンフィス・スリム/メンフィス・スリムズ・トリビュート
際立つ個性と創造的なブルース芸風は他を寄せつけない孤高感を醸し出すブルースマン、メンフィス・スリムが育った戦前シカゴのシティブルースと、その偉大なるアーティストを想い、捧げた名盤。
メンフィス・スリム/U.S.A
ブルースの大きなテーマとなる放浪/旅を歌った、メンフィス・スリム自身の独自の企画による熱のこもった意欲作。
オーティス・スパン/オーティス・スパン・イズ・ザ・ブルース
ブルース・ピアノの`巨星`、オーティス・スパンの1960年ニューヨークでの録音作品。ジャズ・レーベルCANDID設立第1弾としてリリースされた作品。当時の黒人社会の底 辺の現実を知らしめた問題作として話題を集めた。
オーティス・スパン/ウォーキング・ザ・ブルース
ロバート・ロックウッドJr.にセントルイス・ジミーが参加。マディ・ウォーターズ・バンドの要であり、「チェス」の数々の名作に参加したシカゴ・ブルース・ピアニストの最高峰。
キャンディド・レコード 第1期全15タイトル(通常価格盤)
2021年3月10日(水)発売
2020年12月発売「SOLID JAZZ GIANTS」PREMIUM SALEラインアップタイトルの通常価格盤となります
キャンディド・レコード 第2期、第1期(通常価格盤)商品一覧は本ページ下部〈関連商品〉を参照ください。
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