ワーナー・クラシックス「THE HOME OF OPERA~オペラ名盤選」シリーズ(2タイトル)
名盤オペラ録音の宝庫ワーナー・クラシックスから名演・名盤をお得にシリーズ化している「THE HOME OF OPERA」シリーズ。
今回、ジョイス・ディドナートを主役に迎えたアラン・カーティス&イル・コンプレッソ・バロッコによるヘンデルの歌劇“アリオダンテ”と、ジャルスキー、ツェンチッチ、ファジョーリ、サバドゥス、ミネンコの5人のカウンターテナーが出演したディエゴ・ファソリス&コンチェルト・ケルンによるヴィンチの歌劇“アルタセルセ”の2タイトルが復刻されます。
このTHE HOME OF OPERAシリーズは、多くの方に低価格で音楽を聴いていただきたく、歌詞・対訳は付いておりません。
ヘンデル:歌劇《アリオダンテ》(3枚組)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、カリーナ・ゴーヴァン(ソプラノ)
アラン・カーティス(指揮)イル・コンプレッソ・バロッコ
アラン・カーティスが情熱を注ぎ続けたヘンデルのオペラの復興。このアリオダンテでは、主役に世界的メゾの歌姫のジョイス・ディドナートを迎えて収録したヘンデルの傑作。
この全曲録音で、卓越したヘンデル指揮者/研究者のアラン・カーティスは、今や輝きを放つメゾ・ソプラノ、ジョイス・ディドナート他の実力者を結集しています。数多くのヘンデルのオペラの復興を行った高い評価の演奏のひとつです。ディドナート、当時はカストラートが歌った作品も数多く歌い、その表現は圧倒的。この役は当時のスター・カストラート、カレスティーニを想定して作曲され、タイトル・ロールである若き王子役のアリオダンテを歌っていますが、ヘンデル作品のなかでも最も有名な2曲のアリア「次の夜」「不実な女よ、戯れるがよい」が歌われます。ディドナートは2007年、ジェノヴァで『アリオダンテ』役を歌って絶賛されています。相手役の不幸なジネヴラ王女役にはカナダのソプラノ、ゴーヴァン、さらにカナダ出身のルミュー、スペイン出身のプエルトラス、フィンランド出身のレーティプーが共演した、絶品のアルバムです。
このHome of Operaシリーズは、多くの方に低価格で音楽を聴いていただきたく、歌詞・対訳は付いておりません。
(ワーナーミュージック)
レオナルド・ヴィンチ:歌劇《アルタセルセ》(3枚組)
フィリップ・ジャルスキー、マックス・エマニュエル・ツェンチッチ、フランコ・ファジョーリ、ヴァラー・バルナ=サバドゥス、ユーリィ・ミネンコ(カウンターテナー)
ディエゴ・ファソリス(指揮)コンチェルト・ケルン
カウンターテナー5人が出演する不思議なバロックの舞台。
レオナルド・ヴィンチ(1690-1730)の音楽は生命力と劇的表現にあふれ、カストラートが君臨していた時代に、新しい世代の歌手たちがダ・カーポ・アリアやカント・フィオリートで輝きを見せ、鋭い迫力と劇的表現の直接性を持ったアリアを数多く作り上げました。この歌劇『アルタセルセ』は、1730年に初演。台本作家メタスタージオの作品のなかでも、『オリンピアーデ』『ディドーネ』に並ぶ当時の人気作でした。ジャルスキー、ツェンチッチのベテラン、若手のファジョーリ、サバドゥス、ミネンコの5人のカウンターテナーの繰り広げられる饗宴。そしてファソリス&コンチェルト・ケルンの彫りの深いオーケストラは、弦の音色の美しさ、ノリの良さ、独特の強調によって、このオペラの斬新さが感じられます。
このHome of Operaシリーズは、多くの方に低価格で音楽を聴いていただきたく、歌詞・対訳は付いておりません。
この舞台の2012年ロレーヌ国立歌劇場ライヴは、DVDで発売中(品番:2564.632323)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年03月05日 12:00