ズラータ・チョチエヴァによる名曲の超絶技巧ピアノ編曲集!『(リ)クリエーションズ』
[参考音源:J.S.バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006より/ ZlataChochieva 公式チャンネルより]
チョチエヴァの鮮やかな技巧に感服!
伝説のヴィルトゥオーゾたちによる
名旋律の超絶技巧編曲
ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。2019年からはベルリンを本拠に活動しています。
チョチエヴァは旧ソ連型技巧派に先祖がえりしたようなスタイルで、これまでもショパンやラフマニノフのディスクは高い評価を受けました。
今回はまさに彼女の真骨頂、リスト、ラフマニノフ、フリードマンという大ピアニストがコンサートで聴衆を喜ばせるために行なった編曲を集めています。大半が良く知られたメロディに基づきますが、ピアノの美しさと魅力を存分に生かしていて、小品ながら高度な技巧が要求されます。
リストとラフマニノフの編曲はいろいろなピアニストが愛奏していますが、フリードマンは比較的珍しく、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番やマーラーの交響曲第3番はピアノ・ファンならずとも興味をそそられるはず。
チョチエヴァは切れ味良い指さばきはもちろん、歌手顔負けの歌心、指揮者顔負けの構成力を示し、今後目が離せません。
(キングインターナショナル)
『(リ)クリエーションズ』
【曲目】
1.J.S.バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006~前奏曲/ガヴォット/ジーグ
2.J.S.バッハ(フリードマン編):ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV1048~第1楽章
3.J.S.バッハ(フリードマン編):フルート・ソナタ BWV1031~シチリアーノ
4.J.S.バッハ(フリードマン編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV1002~ブーレ
5.シューベルト(リスト編):どこへ?
6.シューベルト(リスト編):連祷
7.シューベルト(リスト編):水の上で歌う
8.シューベルト(リスト編):ます
9.シューベルト(リスト編):セレナード
10.メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼に
11.メンデルスゾーン(リスト編):日曜日の歌
12.メンデルスゾーン(リスト編):新しい恋
13.メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):「夏の夜の夢」~スケルツォ
14.ビゼー(ラフマニノフ編):アルルの女~メヌエット
15.マーラー(フリードマン編):交響曲第3番~第2楽章メヌエット
16.チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌
17.ムソルグスキー(ラフマニノフ編):ゴパーク
18.グラツィオーリ(フリードマン編):アダージョ
19.フリードマン:ゲルトナーによるウィーン舞曲第1番
【演奏】
ズラータ・チョチエヴァ(ピアノ)
【録音】
2020年9月、ブラックバード音楽スタジオ(ベルリン)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年03月09日 00:00