フルート奏者、上野由恵による細川俊夫フルート作品集
上野由恵のデビューCDから10年目の節目に発売される、細川俊夫フルート作品集!細川俊夫自身による日本語解説付き!
日本のトップ・フルーティスト、上野由恵による細川俊夫フルート作品集!
ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品によって現代日本を代表する作曲家、細川俊夫(1955-)。
その細川が「完璧な技巧と豊かで繊細な音楽性」「人籟、地籟の響きを超えた『天の響き』が聴こえてくる」と称賛する上野由恵のフルートで、《線 I》や《鳥たちへの断章III》といった名作を収録した、理想的なアルバムの登場です。
毛筆で書く線を音で表現した「音の書(カリグラフィー)」というアイディアの原点《線 I》(1984)は、細川のその後の作曲活動の出発点となった重要作品。
《鳥たちへの断章III》(1990)は笙奏者、宮田まゆみとの出会いから生まれた作品で、武満徹の還暦祝いとして作曲されました。こちらもフルート(バスフルート、ピッコロ)によって毛筆の線が表現されています。
細川俊夫自身による日本語解説付き。
(東京エムプラス)
※日本語解説&日本語曲目表記オビ付き
『細川俊夫:フルート作品集』
【曲目】
細川俊夫(1955-):
フルート独奏のための《線Ⅰ》(1984)
フルートと笙のための《鳥たちへの断章Ⅲ》(1990)*
フルート独奏のための《垂直の歌Ⅱ》(1995)
バスフルートのための《息の歌》(1997)
フルートとピアノのための《リート》(2007)†
アルトフルートのための《黒田節》(2004)
【演奏】
上野由恵(フルート)
宮田まゆみ(笙)*
中川賢一(ピアノ)†
【録音】
2020年7月2‐3日、神奈川県立相模湖交流センター
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年03月11日 00:00