注目アイテム詳細

没後100年記念!ヴァグシャル&アンサンブル・ル・デリージュによるサン=サーンス:弦楽器(ヴァイオリン、チェロ)とピアノの二重奏集(3枚組)

サン=サーンス

サン=サーンス・イヤーに贈る
フランス若手演奏家たちによる弦とピアノの二重奏曲集

今年2021年はサン=サーンスの歿後100年にあたります。彼は多作家でしたがポピュラーな作品はわりと限られていて、聴く機会の少ないものもありました。
このBOXは弦(ヴァイオリンかチェロ)とピアノのための二重奏曲を3枚に集めた好企画。
サン=サーンスはピアノの名手だったこともあり、どの曲もピアノ・パートが効果的ながら難しく書かれています。
当企画ではすべてのピアノ・パートをローラン・ヴァグシャルが担当。ヴァグシャルは1972年リヨン生まれ。レパートリーは広く、ゴドフスキの編曲やヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタの伴奏まで手掛けていますが、やはりフランス物に特別の愛着と巧さを示しています。

彼は室内楽にも熱心で、数多くのディスクをリリースしていますが、2010年にサン=サーンスの管楽器を含む作品全集で注目されました。今回は弦楽器とのデュオに集中、有名作はもとより、近年出版されたチェロ・ソナタ第3番ももれなく収録。

弦楽器も、フランス国立放送フィル副コンサートマスターの田中綾子を含む実力派揃い。いずれも正確なテクニックに驚かされますが、それ以上にサン=サーンスの音楽の魅力である洗練と爽やかさが鮮烈。ぜひとも持っていたくなる逸品です。
(キングインターナショナル)

『サン=サーンス:弦とピアノの二重奏集』
【収録内容】
サン=サーンス:
[Disc1]
1.チェロ・ソナタ第1番 ハ短調 Op.32 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
2.ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75 【田中綾子(ヴァイオリン)】
3.ロマンス Op.36 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
4.アレグロ・アパッショナート Op.43 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
5.サラバンドとリゴドン Op.93 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
6.白鳥【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
7.ガヴォット Op.16の3 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
8.ノアの洪水~前奏曲 【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】

[Disc2]
1.ヴァイオリン・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.102 【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】
2.子守歌 Op.38 【ピエール・フシェヌレ(ヴァイオリン)】
3.ロマンス Op.51 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
4.サフォー風の歌 Op.91 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
5.エレジー第2番 Op.160 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
6.チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.123 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】

[Disc3]
1.チェロ・ソナタ第3番 ニ長調(未完) 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
2.トリプティク Op.136 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
3.瞑想曲 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
4.組曲 Op.16 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】
5.エレジー第1番 Op.143 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
6.振り子時計のエア 【セバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)】
7.祈り Op.158 【ポリーヌ・バルティソル(チェロ)】

【演奏】
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
アンサンブル・ル・デリージュ

【録音】
2019年10月、2020年7日/クロード・ドビュッシー音楽院講堂(パリ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月19日 00:00