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GRAND PIANO レーベル~2021年5月発売新譜情報~フンスネス、エカナヤカ、ボッティローリ(3タイトル)

スヴェイン・フンスネス

2012年、知られざるピアノ曲のレパートリーを開拓するために設立された「GRAND PIANO」レーベル。コンスタントに新譜をリリースし続け、今では100以上のタイトルが揃っています。古典派、ロマン派から近現代にいたるまで、ほぼ400年に渡るピアノ音楽の歴史を辿るとともに、その多彩なピアノ作品を存分にお楽しみいただけます。

今回は現代ノルウェーの作曲家スヴェイン・フンスネス(1951-)の“ピアノ・ソナタ第2番”に、スリランカ出身、イギリスを拠点に活躍する女性作曲家タニャ・エカナヤカ(1977-)、アルゼンチンの作曲家ホセ・アントニオ・ボッティローリ(1920-1990)のピアノ作品全集第2集の3タイトルがリリース。

 

世界初録音
スヴェイン・フンスネス(1951-):ピアノ・ソナタ第2番、冬の踊り、光の色彩、他
ラウラ・ミッコラ(ピアノ)

現代ノルウェーの作曲家スヴェイン・フンスネス。ジャズ、ロックからファンクまでの幅広いジャンルを根幹に持った多数の作品を発表、とりわけピアノ作品は、若い音楽家たちのために書かれた「クラヴィナータ」などの作品がノルウェーでは良く知られています。ピアノ・ソナタ第2番のように、小さなモティーフを発展させて大きな作品にしていくという独自の作風がフンスネスの特徴であり、ここでも技巧的なパッセージが目まぐるしく駆け抜けていく快感を味わうことができます。
他には、ユニークなリズムが駆使された「冬の踊り」、自然界の様々が現象を音にした「光の光彩」も楽しめます。フィンランドのピアニスト、ラウラ・ミッコラはヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、1995年のエリーザベト王妃国際コンクールで第2位を受賞した俊英。フンスネスのピアノ作品集第1集(GP800)も高く評価されています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
タニャ・エカナヤカ(1977-):惑星と人類 - ピアノ・リフレクションズ
タニャ・エカナヤカ(ピアノ)

スリランカ出身、イギリスを拠点に活躍する女性作曲家タニャ・エカナヤカ。独自のインスピレーションに支えられた彼女の作品は、スリランカで知られる民謡のメロディと、古典的な作品を融合させたもので、ショパンやベートーヴェン由来の旋律を時折織り込みながら、やさしく幻想的な音楽を紡ぎだすことで知られています。
このアルバムにはCovid-19パンデミック(コロナ禍)の際に構想されたという8つの作品を収録。これらは太陽系の8つの惑星と、地球の7つの大陸を対比させ、その地に伝わるメロディを用いたもので、どれもエカナヤカ独自の視点が張り巡らされた真摯な曲に仕上がっています。優れたピアニストとして活躍する彼女自身の演奏が、作品を雄弁に伝えます。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ホセ・アントニオ・ボッティローリ(1920-1990):ピアノ作品全集 第2集
ファビオ・バネガス(ピアノ)

アルゼンチンの作曲家ボッティローリのピアノ作品全集、第2集には夜想曲の雰囲気を持つ作品が収録されています。アルバムには夜想曲の他、様々なタイトルを持つ小品をはじめ、弟子でもあるピアニスト、バネガスに捧げられた「6つのアルバムのページ」や作曲家自身による詩が添えられた「5つのピアノの応答」などを収録。これらはスペイン・アンダルシア州のコルドバにあるボッティローリの別荘から見る晴天にインスパイアされた作品であり、彼の思いは地上のロマンティックな雰囲気を超え、すでに大宇宙へと羽ばたいています。詩の朗読は「スタートレック」などで大活躍した日系アメリカ人二世ジョーイ・タケイ(日本名: 武井 穂郷)が担当。味わい豊かな語り口をご堪能ください。
(ナクソス・ジャパン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月24日 00:00