K.D. Lang(ケイ・ディー・ラング)|愛を紡ぐ優しい歌声が軽やかなダンス・ビートと共に鳴り響く初のダンス・リミックス集『Makeover』
「インターネットやスマートフォン、デート・アプリといったものがなかった頃、どうやってコミュニティを作っていたんだろう、と考えていた時に、このダンス・リミックス・コンピレーションのアイデアが浮かんできた。90年代ではまだ”アンダーグラウンド”って呼ばれていたけど、こういったダンス・クラブっていうのは世界に続く鍵だったよね。加えて、自分のキャリアにおける、隠されたシークレット・ゾーンという感じのエリアがあることに気付いて、自分自身で驚いていた。このエリアにはまったく手を付けてこなかったし、自分でも見落としていたところだったんだ。ここにある楽曲の内2曲は、ダンス・チャートで1位を記録したっていうのに!」 ─ k.d. ラング
美しく優しい歌声で世界を魅了し続ける女性シンガー、k.d. ラング。カントリー・シーンからポップス・シーンへと羽ばたき、数々のゴールド/プラチナム・ディスクを獲得、地元カナダのJUNO AWARDSでは8度の受賞を、そして世界的音楽賞GRAMMY AWARDでも4度の受賞を記録、Tony BennettやRoy Orbison、Elton JohnやBonnie Raittといったアーティストとも共演を果たし、1988年の冬季カルガリー・オリンピックでは閉会式に、そして2010年の冬季ヴァンクーヴァー・オリンピックでは開会式に出演しその素晴らしい歌声を披露するなど、その輝かしい記録は彼女がまさに「カナダを代表する女性シンガー」であり「現代における最高の女性シンガー」であることを証明している。
彼女と共演してきたアーティスト達も、誰もが彼女の歌声を称賛している。エルトン・ジョンは「時代を超えた偉大なるシンガーの一人」と称しているのをはじめ、同じくカナダ出身の世界的シンガー、マイケル・ブーブレも「世界で最も素晴らしい女性シンガー」だと称え、2002年にアルバム『A WONDERFUL WORLD』で共演したトニー・ベネットは「彼女の世代の中では間違いなく最高のシンガーだ」とコメントするなど、その完璧なピッチを思いのままに操る、美しく飾り気のない、煙のベールに包まれた優しい彼女の歌声は世界中のファンやメディア、そしてアーティスト達をも魅了している。1996年にはその功績をたたえカナダ勲章も授与されたことも、彼女の素晴らしさを伝える一つの大きなトピックとして付け加えておこう。
そんな最高のシンガー、k.d. ラングが、プライド月間となる6月の直前でもある5月28日に、新たな企画盤コンピレーション作品『makeover』を発表することとなった。この作品は、彼女が1992年から2000年までの間に発表してきた、愛すべき数々のラヴ・ソングのクラシック・ダンス・リミックス音源ばかり全14曲を収録したもので、こういったリミックス音源が一枚の作品としてまとめあげられるのは、今回が初となる。
ここには、「Sexuality」や「Miss Chatelaine」、「Theme from the Valley of the Dolls」、そして「Summerfling」といった曲に加え、ダンス・チャートでNo. 1を記録した「Lifted By Love」と「If I Were You」といった楽曲が収録されている。また、今作のジャケットには、David LaChapelleが1995年に撮影したラングのポートレート写真がレイアウトされており、今までの彼女の作品とは違うイメージも非常に印象的だ。
収録予定曲 01. Lifted by Love (Club Xanax Mix, 1993) 02. If I Were You (Close to the Groove Edit, 1995) 03. Just Keep Me Moving (Movin’ Mix, 1993) 04. Sexuality (Tony Maserati Final Radio Remix, 1995) 05. Miss Chatelaine (St. Tropez Mix, 1992) [https://youtu.be/kH4KdFx08yc] 06. Theme from the Valley of the Dolls (Junior Vasquez 7” Mix, 1997) 07. The Consequences of Falling (Love to Infinity Radio Mix, 2000) 08. Just Keep Me Moving (Wild Planet Mix, 1993) 09. If I Were You (Main Mix, 1995) 10. Sexuality (DJ Krush Full Mix, 1996) 11. Summerfling (Ananda’s Sweet Bird of Summer Extended Mix, 2000) 12. The Consequences of Falling (Love to Infinity Funk Mix, 2000) 13. Lifted by Love (Elevate Your Love Mix, 1993) 14. Summerfling (Wamdue’s Makin’ Me High Dub, 2000)
Track 1, 3, 8 & 13: original version from 『Even Cowgirls Get the Blues: Music from the MOtion Picture Soundtrack』 (1993) Track 2, 4, 9 & 10: original version from『All You Can Eat』 (1995) Track 5: original version from『Ingenue』 (1992) Track 6: originral version from 『Drag』 (1997) Track 7, 11, 12 & 14: original version from『Invincible Summer』 (2000)
掲載: 2021年03月25日 14:29