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ジュリアード弦楽四重奏団75周年記念!最新メンバーによるベートーヴェン、バルトーク、ドヴォルザーク

ジュリアードSQ

ジュリアード弦楽四重奏団創立75周年を寿ぐアニヴァーサリー・アルバム登場!同団の屋台骨となってきたベートーヴェンとバルトークに加え、久々の再録音となるドヴォルザークの名曲「アメリカ」を最新メンバーの名演で。

1946年創立以来、ジュリアード弦楽四重奏団は「新しい作品をあたかも定評ある偉大な作品であるかのように、偉大な作品をあたかも新しい作品であるかのように演奏する」というモットーを具現化しています。明確なサウンド、作品の構造の明晰な表現、音の美しさ、旋律の純粋さ、そして共通の目的に向かう姿勢は、ハイドンからワーニックに至るまでどの時代の作品においても一貫しています。カルテット創始者であったロバート・マンが半世紀にわたってリードし、マンの引退後もその精神を継承・発展させ続ける、稀有の個性を持つ世界屈指のカルテットです。
このアルバムは、2018年からカルテットに加わった第1ヴァイオリンのアレタ・ズッラを含む最新メンバーによる初めての録音で、創立75周年という記念碑的な節目を記録するかのように、19世紀初頭(ベートーヴェン)と末期(ドヴォルザーク)、20世紀(バルトーク)、それぞれの素晴らしく鮮やかで独創的な作品を1枚に組み合わせています。ベートーヴェンとバルトークは創設以来のカルテットのコア・レパートリーであり、マン時代にはベートーヴェンは2回、バルトークは3回の全曲録音を成し遂げており、いずれも20世紀後半を代表する演奏解釈として録音史に輝く金字塔となっています。マン引退後は録音のペースが落ちていますが、創立70周年の節目となった2017年のアルバムにもベートーヴェン第11番「セリオーソ」とバルトークの第1番が含まれており、録音面でも彼らの本道を現代に改めて提示しようとしているかのようです。ドヴォルザーク「アメリカ」はおそらくマン時代の1967年アナログ録音以来半世紀ぶりの新たな挑戦となるもので、大いに注目されるレパートリーと言えるでしょう。

ジュリアード弦楽四重奏団 プロフィール
比類なき芸術性と不朽の活力で、ジュリアード弦楽四重奏団は世界中の観衆を魅了し続けています。1946年の創設以来、クラシック音楽作品に対して深くそしてたゆまぬ探究心を傾けると同時に、新作に対してもその大家としての使命感を全うし、新鮮かつ大胆さを持って取り組んでいます。まさに、アメリカの弦楽四重奏団の規範ともいうべき存在となっています。彼らの演奏は常に独特の体験であり、4人のメンバーが深く理解し合い、完璧なまでに共通の音楽的見地を見出し、常に弦楽四重奏という芸術に対しての好奇心を持ち続けています。ソニー・クラシカルから多数の名盤をリリースしており、バルトーク、シェーンベルク、ドビュッシー、ラヴェル、ベートーヴェンの録音はグラミー賞を受賞。2011年にはクラシックの室内楽団としては初めて、ナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ・アンド・サイエンスよりグラミー賞の功労賞(Lifetime Achievement Award)を受賞。2014年に発売されたカーターの弦楽四重奏曲第1番~第4番の貴重な初録音に加え2013年録音の第5番を収録した全集は、アメリカ音楽を積極的に紹介してきたJSQの歩みを象徴する歴史的ドキュメントともいえる作品でした。各メンバーは教師としても優れており、ツアー中もマスタークラスや公開リハーサルを実施し演奏、録音、教育というあらゆる面で卓越しているジュリアード弦楽四重奏団は、常に同時代の音楽界の先頭に立ち続けジュリアード音楽院を牽引して世界に名声を轟かせています。2018年9月よりアレタ・ズッラが新メンバーとして加入、第1ヴァイオリンを担っています。

収録内容
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番 Sz.85
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」

【演奏】
ジュリアード弦楽四重奏団

【録音】
2019年5月25-28日、ニューヨーク州立大学パーチェス校、パフォーミング・アーツセンター

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月26日 12:00