リアルキアンサンブル~モーツァルト:レクイエム(ペーター・リヒテンタールの弦楽四重奏編曲に基づく弦楽アンサンブル版)
リヒテンタールの編曲を弦楽合奏版に拡大!
声なき声が響くモーツァルトのレクイエム!
現在のブラチスラヴァで1780年に生まれ、本業は医者でありながらも豊かな音楽的才能を備えていたペーター・リヒテンタール(1780-1853)は、モーツァルトの音楽のよき理解者、編曲者としてもその名を知られていました。
モーツァルトの長男カール・トーマス・モーツァルトからジュスマイヤー版の「レクイエム」の楽譜を入手したリヒテンタールは、この宗教曲の傑作中の傑作を「弦楽四重奏版」へと編曲。
モーツァルトがその生涯の最後に遺した偉大なる音楽遺産の「歌詞」と声楽パートの「声」を封印し弦楽器による室内楽曲へと生まれ変わったリヒテンタール版の「レクイエム」は、崇高なる「声なき声」を聴かせてくれる貴重な機会であると言えるでしょう。
リヒテンタールの「弦楽四重奏編曲」を「弦楽アンサンブル版」へと拡大して録音を行ったリアルキアンサンブルは、6本のヴァイオリン、2本のヴィオラ、2本のチェロ、1本のコントラバスによる11重奏を基本のスタイルとして2003年に結成されたイタリアの弦楽合奏団。
イタリア、中でもパレルモを活動の拠点としながらスイスやオーストラリア、さらには南米ベネズエラなど世界各地で活動を展開しています。
(東京エムプラス)
【曲目】
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(ペーター・リヒテンタールの弦楽四重奏編曲に基づく弦楽アンサンブル版)
【演奏】
リアルキアンサンブル
【録音】
2018年1月-2月
ソシエタ・ディ・クヮルテット・ディ・パレルモ・コンサート・ホール(イタリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年05月10日 00:00