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マルチパーカッショニスト、上野信一の新録音!『ティンパニ作品集 Vol.2: コンチェルト』

上野信一

マルチパーカッショニスト上野信一が、近現代ティンパニ作品にフォーカス。「Vol.1:ソロ」に続き、ティンパニが協奏的に扱われた作品を4曲取り上げている。
上野はフランスで10年余りオーケストラのティンパニ奏者の経験があり、その頃から長年あたためてきた満を持しての企画。
このCDでは、ピアノ伴奏、マリンバ・オーケストラ、打楽器アンサンブル、エレクトーンと、奏者が発表するにあたって現実的な伴奏形態をあえて選択して録音。
(コジマ録音)

【曲目】
ヴェルナー・テーリヒェン:ティンパニとオーケストラのための協奏曲 作品34(1954)
1.I. アレグロ・アッサイ Allegro assai
2.II. レント Lento
3.III. アレグロ・モデラート Allegro moderato
【ピアノ:大瀧拓哉】

ヨハン・カール・クリスティアン・フィッシャー/イゴール・レスニック抜粋編曲:8つのオブリガート・ティンパニのための交響曲(1795?/2006)
4.I. モデラート Moderato
5.II. アダージョ Adagio
6.III. アレグレット Allegretto
【マリンバ: 1st 悪原至・高口かれん 2nd 伊藤すみれ・高木雅也 3rd 飯野晶子・小田もゆる 4th 鷲見寿子・杉江瑠維子】

7.西村朗:ティンパニ協奏曲 5人の打楽器奏者とティンパニ独奏のための(1988)
【打楽器:悪原至 伊藤すみれ 高口かれん 曲渕俊介 亀尾洸一】

ウィリアム・クラフト:ティンパニ協奏曲第1番(1983)
8.I. アレグレット Allegretto
9.II. ティンパニ、2つの弦楽オーケストラ、チェレスタ、パーカッションのための詩(母の思い出に捧げる) Poem For Timpani, Two String Orchestras, Celesta and Percussion, In Memory of My Mother
10.III. 航海 Fleeting
【エレクトーン:渡辺睦樹 / 打楽器: 悪原至  鐘ヶ江肇 亀尾洸一 佐藤直斗 曲淵俊介 (賛助出演:初鹿野翔)】

【演奏】
上野信一(ティンパニ)

【録音】
2017年4月13日 [2-4],  2020年6月10日 [1],  2020年7月21−22日 [6-8],  2020年12月4日 [5]
神奈川県立相模湖交流センター

<上野信一>
マルチ打楽器奏者。パーカッション・グループ「上野信一&フォニックス・レフレクション」「アンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ」主宰、音楽監督。パリ国際現代音楽コンクール等、受賞歴多数。仏国立ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者、仏国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。国際的に演奏活動を展開。オーケストラ・ソリストとしてA.Jolivet打楽器協奏曲、P.Crestonマリンバ小協奏曲を仏国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団と共演。N.D.Ponteマリンバ協奏曲(吹奏楽)、W.Kraft「ティンパニ協奏曲」オーケストラ版、吹奏楽版の2回の日本初演を行う。特に1997年ドレスデン・フィルハーモニー来日公演(サントリーホール)で共演したW.Kraftの「ティンパニ協奏曲」日本初演は絶賛された。1977年ソロ演奏家としてデビュー。以来、国内外通算40回のリサイタルを開催、100曲を超える新作初演を行なっている。現在、計13枚のCDがリリースされており、内3枚が『レコード芸術』により「特選盤」に選出、昨年発売の「Vibra-Elufa」は2019年度レコードアカデミー賞(現代音楽部門)にノミネートされた。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年05月17日 00:00