新進気鋭のソプラノ、ヒラ・ファヒマのデビュー・アルバム!ドニゼッティ&ヴェルディ:アリア集
イスラエル生まれのソプラノ歌手、ヒラ・ファヒマのデビュー・アルバム。
エルサレムの音楽舞踊アカデミーでアグネス・マッシーニに師事、在学中からオペラやオペレッタに出演していたという彼女、なかでも《こうもり》のアデーレや《フィガロの結婚》のスザンナでは高い評価を受けました。
ベルリン・ドイツ・オペラと契約。モーツァルト、ヴェルディ、リヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ、ロッシーニを歌い好評を博しました。
その後、2013/14のシーズンからウィーン国立歌劇場アンサンブル・メンバーとなり更なる研鑽を積んでおり、2018から19年にかけて同歌劇場で《魔笛》の夜の女王、《ナクソス島のアリアドネ》のツェルビネッタ、《ファルスタッフ》のナンネッタ、《ラ・ボエーム》のムゼッタを歌い、着々と力を伸ばしています。
CD化された2016年のヴェルディの《仮面舞踏会》(C210062)では歌い存在感を放つオスカルを聴くことができます。
このアルバムでは持前の美しい声でドニゼッティとヴェルディのアリアを熱唱。ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》の狂乱の場のアリアや、ヴェルディの《リゴレット》のアリアでは玉をころがすようなコロラトゥーラを存分に披露しています。また、ドニゼッティでは、あまり耳にすることのない曲も選曲されており、彼女の初々しくも強靭な声による表現をじっくり味わうことができます。
(ナクソス・ジャパン)
『ドニゼッティ&ヴェルディ: アリア集』
【曲目】
ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
1. 歌劇《シャモニーのリンダ》 - 第1幕「O luce di quest’anima ああ、この心の光よ」
2. 歌劇《連帯の娘》 - 第2幕「C’en est donc fait... Salut à la France 望みはないわ…フランスに敬礼」
3. 歌劇《愛の妙薬》 - 第2幕「Prendi, per me sei libero 受け取って、あなたは自由になるの」
4. 歌劇《リヴァプールのエミリア》 - 第2幕「Confusa è l’alma mia 私の魂は取り乱れ」
5. 歌劇《ドン・パスクワーレ》 - 第1幕「Quel guardo il cavaliere あの騎士のまなざしを」
6. 歌劇《イギリスのロスモンダ》 - 第1幕「Ancor non giunse... Perché non ho del vento まだ来なかった…風が運んでくれるので」
7. 歌劇《ランメルモールのルチア》 - 第3幕 狂乱の場「Il dolce suono mi colpì di sua voce!” あの方の優しい声が」
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):
8. 歌劇《リゴレット》 - 第1幕「Gualtier Maldè!... Caro nome グヮルティエル・マルデ…慕わしい人の名は」
9. 歌劇《群盗》 - 第2幕「Tu del mio Carlo al seno あなたはわたしのカルロの胸に」
【演奏】
ヒラ・ファヒマ(ソプラノ)
ミケーレ・ガンバ(指揮)
ウィーン放送交響楽団
【録音】
2020年8月3-7日
ウィーン放送、Kulturhaus(オーストリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年05月28日 00:00