スペインを代表するピアニスト、ハヴィエル・ペリアネスによるショパン:ピアノ・ソナタ第2番&第3番、マズルカOp.63
スペインを代表するピアニスト
ペリアネスによるショパン
スペインを代表するピアニスト、ペリアネスがショパンを録音しました。陰影に富んだ音色による研ぎ澄まされた世界が魅力のペリアネス。その特性はショパンでも見事に発揮されています。
ここでは晩年(亡くなる3年前)に作曲されたマズルカ三篇(Op.63)と、ソナタの第2番、第3番を収録。いずれもノアンに滞在している間に書かれたという共通点があります(葬送行進曲以外)。
マズルカでは、ポーランドのバグパイプを思わせる響きが聴かれたりと、祖国ポーランドに伝わる音楽のエッセンスが巧みに取り入れられています。
ソナタでは、ショパンがソナタ形式に精通しており、それを天才的に昇華させていることにあらためて感じ入る演奏となっています。
2012年、スペイン文化省より国民音楽賞を授与され、直近では2021年1月に来日を果たし、N響との共演でも高く評価されているペリアネス。ますますその音楽性に磨きがかかっていることを感じさせる内容です。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ショパン:
1. マズルカ ロ長調 Op.63-1
2. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
3. マズルカ ヘ短調 Op.63-2
4. ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
5. マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
【演奏】
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)
【録音】
2019年4月&2021年4月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年06月03日 00:00