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サティのスペシャリスト、シュテッフェン・シュライエルマッヒャーによる『サティ:ピアノ作品集』第8巻が登場!

シュテッフェン・シュライエルマッヒャー

シュライエルマッヒャーの
サティ:ピアノ曲全集第8弾!
「スポーツと気晴らし」を含むサティらしい小曲集

サティのスペシャリストであるシュテッフェン・シュライエルマッヒャーによる「サティ:ピアノ作品集」の第8巻。シュライアーマッヒャーは、1960年ハレに生まれ、ジョン・ケージをはじめ現代音楽も得意とし、自身も作曲家としての顔をもちます。MDGレーベルでは「ジョン・ケージ:ピアノ作品全集」を録音し近年注目を集めています。

今回収録されているのは、「スポーツと気晴らし」を中心に、「自動記述法」「胎児の干物」「太った木の人形のスケッチとからかい」など3曲から成る小品群などを録音しています。
全21曲からなる小曲集「スポーツと気晴らし」は、シャルル・マルタンの画集のためにサティが1曲ずつ作曲したもの。「ヨット遊び」「海水浴」「競馬」「テニス」などのタイトルが付けられ、特に永遠に繰り返されて終わりのない「タンゴ」は有名です。

サティは、独特のユーモアの持ち主として知られ、友人や弟子を自認する人からは親しみをこめて「アルクイユの町の先生」と呼ばれていましたがが、当の本人は「私は冗談が好きではないし、悪ふざけの類いは大の苦手だ。意気がったことを言って何になる?私は決して冗談を言わない」と口にしていたといいます。エリック・サティの本当のところはわかりませんが、ここに収録されている曲名から推測できる皮肉屋の一面など、サティの作品における真実を垣間見れる曲集です。
(キングインターナショナル)

『エリック・サティ:ピアノ作品集Vol.8~スポーツと気晴らし』
【曲目】
エリック・サティ:
・自動記述法(第1曲:船について、第2曲:ランプについて、第3曲:ヘルメットについて)

・胎児の干物(第1曲:ナマコの胎児、第2曲:甲殻類の胎児、第3曲:柄眼類の胎児)

・太った木の人形のスケッチとからかい(第1曲:トルコ風のチロル舞曲、第2曲:やせた踊り、第3曲:エスパーニャ)

・サン・ベルナルド

・あらゆる意味にでっちあげられた数章(第1曲:おしゃべり女、第2曲:大石を運ぶ男、第3曲:囚われ人の嘆き)

・古い金貨と古いよろい(第1曲:黄金を商う商人の家で(13世紀のヴェネツィア)、第2 曲:甲冑の踊り(ギリシア時代)、第3曲:キンブリ族の敗退(悪夢))

・短い子供のお話(第1曲:いんげん豆の王様の戦争の歌、第2曲:チューリップの小さな王女様がなんておっしゃったか知っている、第3曲:アーモンド入りチョコレーとのワルツ)

・新子供の曲集(第1曲:横着でけちんぼうでろくでなし、第2曲:無題、第3曲:とってもすてきな女の子)

・絵に描いたような子供らしさ(一日への小さな前奏曲、第2曲:子守歌、第3曲:大きな階段の行進曲)

・迷惑な軽い罪(第1曲:大きな頭の友人という存在をやっかみ、第2曲:彼のジャムパンを失敬して食べてしまう、第3曲:足のまめを理由に輪回しの輪を頂戴するために)

・スポーツと気晴らし

・ゴルフ

・テニス

・世紀毎の時間と瞬間的な時間

・いやな気取り屋の3つのワルツ

・最後から2番目の思想

・官僚的なソナチネ

【演奏】
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(ピアノ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年06月09日 00:00