リリアーナ・ケハヨヴァ&クリスティーナ・ミラー~ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ集
[Dynamic opera and classical music 公式チャンネルより]
プロコフィエフの生涯の友人であり、ハチャトゥリアンやシチェドリン、カバレフスキーらの師として知られるミャスコフスキー。
2つの世界大戦と、ソ連からの政治的抑圧に耐え、全27曲の交響曲を残したことで知られていますが、このアルバムに収録された2曲のチェロ・ソナタも彼の重要な作品と見做されています。
第1番は、ペテルブルク音楽院卒業後間もなく完成した2楽章からなる作品で、全体に伸びやかな旋律とロマンティックな風情を持っています。第2番はその37年後、作曲家67歳の時の作品。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチによって初演されたこの曲は、中期作品にみられる実験的要素は影をひそめ、ラフマニノフやチャイコフスキーを思わせる甘い旋律と、ロシア民謡の要素がブレンドされた回顧的な雰囲気を持っています。
演奏するのはブルガリア出身のチェリスト、ケハヨヴァとロシア系ドイツ人のピアニスト、ミラー。2人は息のあった演奏を聴かせ、最後にリムスキー=コルサコフの「セレナード」をアンコールとし、アルバムを締めくくっています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 Op. 12(1911)
1. Adagio-Andante
2. Allegro passionato
チェロ・ソナタ第2番 イ短調 Op. 81(1948)
3. Allegro moderato
4. Andante cantabile
5. Allegro con spirito
6. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):セレナード Op. 37 - チェロとピアノのために
【演奏】
リリアーナ・ケハヨヴァ(チェロ)
クリスティーナ・ミラー(ピアノ)
【録音】
2018年1月8-10日、ブルガリア国営放送、第1スタジオ、ソフィア(ブルガリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年06月11日 00:00