「ヒンデミット事件」で有名な問題作の久々の新盤!ド・ビリー&ウィーン響/歌劇“画家マティス”
映像もリリース予定!ヒンデミットの《画家マティス》。CDにて登場!
《画家マティス》は、ヒンデミットが16世紀ドイツの宗教画家マティアス・グリューネヴァルトを題材に台本を書き、1934年から35年にかけて作曲した全7場からなる歌劇。
宗教改革後の16世紀初頭、ルター派の農民反乱を題材にしたそのストーリーは、作曲当時のドイツの政治体制への間接的な批判と見做され、1935年に計画されたフルトヴェングラー指揮によるベルリン初演はナチスによって禁止されてしまいました。
ヒンデミットはこの歌劇の台本作成中から、フルトヴェングラーの求めに応じ、歌劇の素材を用いた交響曲「画家マティス」を書きあげ、これは歌劇よりも先に初演され大成功を収めました。しかし歌劇の上演が禁止になったことで有名な「ヒンデミット事件」が勃発。ドイツ国内外でセンセーションを巻き起こしました。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
パウル・ヒンデミット(1895-1963): 歌劇《画家マティス》全7場(1938)
台本:パウル・ヒンデミット
[CD1]
1. 前奏曲:天使の協奏曲
2-8. 第1場
9-15. 第2場
[CD2]
1-6. 第3場
7-13. 第4場
14-17. 第5場
[CD3]
1-9. 第6場
10-14. 第7場
【演奏】
マティス: 画家…ヴォルフガンク・コッホ(バリトン)
アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク: マインツ大司教、枢機卿…カート・ストレイト(テノール)
リーディンガー: 裕福な商人…フランツ・グルントヘーバー(バス・バリトン)
ウルスラ: リーディンガーの娘…マヌエラ・ウール(ソプラノ)
ハンス・シュヴァルプ: 農民反乱の指導者…レイモンド・ヴェリー(テノール)
レギーナ: シュヴァルプの娘…カテリーナ・トレチャコワ(ソプラノ)
ローレンツ・フォン・ポンマースフェルデン: マインツの司教地方代理…マーティン・スネル(バス)
ヴォルフガング・カピト: アルブレヒトの顧問…チャールズ・リード(テノール)
ジルヴェスター・フォン・シャウンブルク: 将校…オリヴァー・リンゲルハーン(テノール)
ヘルフェンシュタイン伯爵夫人…マグダレーナ・アンナ・ホフマン(メゾ・ソプラノ) 他
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮…ブランカ・ユハニャコヴァ)
ウィーン交響楽団
ベルトラン・ド・ビリー(指揮)
【録音】
2012年12月11-12日
アン・デア・ウィーン劇場(オーストリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年07月22日 12:00