アレクサンドル・タロー / シューベルト:即興曲、「ロザムンデ」からの音楽、楽興の時
[Warner Classics 公式チャンネルより]
軽やかに、かつ繊細に美しい旋律を歌い上げる、アレクサンドル・タローのシューベルト
ユニークな感性と高い音楽性を持つピアニスト、アレクサンドル・タロー。彼の新しいアルバムはシューベルトの作品集です。これは彼にとって初のシューベルト・アルバムになりますが、ここでもタローならではの厳選されたプログラムによる見事な演奏を聴かせます。
アルバムで演奏されているのは「即興曲集 D.899 Op.90」と6曲の「楽興の時」。ここまではありがちな選曲ですが、タローは自身で編曲を行った4曲の「ロザムンデ」からの音楽を合わせ、独自の世界を見せることに成功しています。
即興曲集は、2014年にウィグモアホールで演奏した際にも『ガーディアン』紙で大絶賛されたレパートリー。第1曲のハ短調、冒頭で激しく長く打ち鳴らされるト音のユニゾンの和音から、この演奏がただならぬものであることを物語っています。緩急を織り交ぜた変幻自在な楽想を持つ4つの曲に続くのは「ロザムンデ」の音楽。これは有名な第3幕の間奏曲:アンダンティーノを含む見事な編曲であり、この曲へのタローの愛着が感じられます。そして、変化に富む楽想を持つ6つの「楽興の時」でも、タローは各々の曲の特長を際立たせつつ、軽やかに、かつ繊細にシューベルトの美しい旋律を歌い上げています。
(ワーナーミュージック)
『アレクサンドル・タロー / シューベルト:即興曲、「ロザムンデ」からの音楽、楽興の時』
【収録予定曲】
シューベルト:
即興曲集 D 899 Op.90 (全4曲)
劇付随音楽『ロザムンデ』D.797からの音楽(アレクサンドル・タロー編曲)
1:アンダンティーノ(バレエ音楽第2番)
2:アレグロ(序曲からの抜粋)
3:アンダンティーノ(第3幕間奏曲)
4:アレグロ・モルト・モデラート(第1幕後の間奏曲からの抜粋)
楽興の時 D 780 Op.94(全6曲)
【演奏】
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
【録音】
2021年3月、ベルリン、ジーメンス・ヴィラ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年08月12日 12:00