Kirk Whalum（カーク・ウェイラム）｜クロスオーヴァー・サックスの第一人者、20年振りのクリスマス・アルバム『How Does Christmas Sound?』

クロスオーヴァー・サックスの第一人者、カーク・ウェイラム。クリスマステーマとしては実に20年ぶり2枚目のアルバム。Take 6など豪華客演陣を迎えた贅沢な一枚。

ベテランミュージシャンであると同時に牧師でもあり、ジャズ、フュージョンをベースにしつつも、溢れ出るソウル/ ゴスペルのフィーリングが最大の魅力。バーブラ・ストライザント、アル・ジャロウ、クインシー・ジョーンズら、錚々たる大物アーティストの作品にも参加。実は、ホイットニー・ヒューストンの名曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のサックス奏者としても知られている。

多彩な音楽性から受賞歴も多数。Dove Award3 回ノミネート、NAACP Image Awardノミネート、ゴスペル界で最高の栄誉とされるStellar Awardを2回受賞、グラミー賞に12回ノミネート、2011 年に初めてグラミー賞の最優秀ゴスペルソング賞（レイラ・ハサウェイをフィーチャーした「It's What I Do」）を受賞。また、メンフィス・ウォーク・オブ・フェイムとナッシュビル・ウォーク・オブ・フェイムに、その功績を称える名前が彫られるなど、大衆からの人気も篤い。

本作は、クリスマステーマとしては200 年の「The Christmas Message」以来20 年ぶり2 枚目となるアルバム。「How Does Christmas Sound?」と問いかけ、よりスピリチュアルで内省的なクリスマスのサウンドを提示している。単なる陽気なキャロル演奏とい うよりは、クリスマスを楽しむ人には魂を見つめ直す瞬間を、また、そうでない人には癒しを与えるかのような、新しい形のクリスマスアルバムとなった。グルーヴィーなヴォーカルものの(1)・(7)、最先端サウスロンドン・ジャズのような(8)があるかと思えば、しっとりとしたインストものも多く、クリスマスシーズン以外でも聴きたくなる一枚！

収録曲:
01. How Does Christmas Sound? Feat. Kortland Whalum
02. All I Want For Christmas Is You
03. What Are You Doing New Year’s Eve
04. God Rest Ye Merry Gentlemen
05. Mary, Did You Know? Feat. Chantae Cann
06. Thorns In The Straw Feat. Kevin Whalum
07. Seven Feat. Kevin Whalum And Take 6
08. Angels We Have Heard On High
09. Es Ist Ein Ros Entsprungen
10. A Babe Is Born
11. In The Bleak Midwinter
12. Lift Every Voice And Sing