Nair Mirabrat(ナイール・ミラブラット)|ウルグアイからの新しいサウンド『Juntos Ahora(フントス・アオラ)』世界初CD化
くるりの岸田繁氏が本作を聴いて「良すぎ。堪らん。」とツイート。選曲家の橋本徹氏をはじめ多くが「2021 年上半期ベスト・アルバム」にセレクト。
アントニオ・ロウレイロがプロデュースしたウルグアイの新たな才能、ナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)の大傑作デビュー・アルバム『Juntos Ahora』が、世界初CD 化(日本独自企画)。
CD に最適化するためのリマスタリングを高橋健太郎氏が行い、更に音が磨かれました。
◆プロデューサーのアントニオ・ロウレイロによるコメント
プロデューサーを務めた中で最も誇りに思う作品の1つ。マルティン・イバラ(※ナイー
ル・ミラブラットの中心人物)の音楽は新しく、フレッシュで、イノベーティブです。現代ウルグアイ音楽シーンの根幹となりうる作品に関われたのは誇りです。何よりも学んだことが多かった。マルティンは兄弟のような存在です。── アントニオ・ロウレイロ
◆アルバム概要
ウルグアイ出身のギタリスト / 作曲家のマルティン・イバラ(Martin Ibarra)が中心となるグループ、ナイール・ミラブラット(Nair Mirabrat)。固定のメンバーはいなく、マルティン・イバラがいればナイール・ミラブラット名義を使っており、マルティン・イバラの個人プロジェクトを言った方が実情に合う。ジャズ・フェスで知り合い友人となっていたブラジルの才能、アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)をプロデューサーに迎え、世界の「新しい音」のリスナーに衝撃を与える傑作アルバムが完成した。
疾走感のある、活き活きとした生命力のある演奏の上で、目まぐるしく音の表情は変わる。しかしながら、同じウルグアイ出身のシンガーソングライター、ホルヘ・ドレクスレルを彷彿とさせる人懐っこいマルティンの歌声がリードする楽曲の印象はポップでもある。全曲歌あり。高度なアンサンブルをポップに聴かせるその才能に脱帽する。カンドンベを再解釈した「ウルグアイの新世代音響ジャズ」という聴き方もできるが、リスナーがジャズファンに限定されるのは勿体ないだろう。ロウレイロも「このアルバムはジャズシーンを超越していると思う」とコメントしている。
ゲストには、ブラジルから、ロウレイロの他に、ジョアナ・ケイロス。アルゼンチンからは、新世代ジャズの鬼才サックス奏者のラミーロ・フローレスに、無国籍なフォーク/ ポップを奏でるグループ、ペロタ・チンゴー。本国ウルグアイからは、稀代のマエストロ2 人、鍵盤奏者のウーゴ・ファットルーソとギタリストのニコラス・イバルブルが参加。ウルグアイ × アルゼンチン × ブラジル の魅力的な才能が一堂に会し、とてもマジカルな音楽が生まれていることが、参加メンバーからも垣間見ることができる。
輸入盤:国内流通仕様CD
輸入盤LP
【収録曲】
1. Algarrobo
2. Cando 2
3. Para Vencer
4. Hermano
5. Grillo
6. En los verdes
7. Abriendose camino
8. Casa Rodante
プロデュース:アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureio)
全作詞・作曲:マルティン・イバラ(Martín Ibarra)
全アレンジ:アントニオ・ロウレイロ& マルティン・イバラ
ゲスト
ウーゴ・ファトルーソ(Hugo Fattoruso - from Uruguay |鍵盤)
ニコラス・イバルブル(Nicolas Ibarburu - from Uruguay |ギター)
ラミーロ・フローレス(Ramiro Flores - from Argentin |アルトサックス)
ペロタ・チンゴー(Perota Chingo - from Argentin |ヴォーカル)
ジョアナ・ケイロス(Joana Queiroz - from Brasil |クラリネット)
タグ : 世界の音楽
掲載: 2021年10月29日 15:54