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自作自演ステレオ録音を含む!ヒューゴ・アルヴェーン生誕150年記念アルバム(2枚組)

アルヴェーン生誕150年記念アルバム

《夏至の徹夜祭》で知られるスウェーデンの国民的作曲家アルヴェーン
生誕150年を記念して代表作をコンパクトにまとめた2枚組!

ヒューゴ・アルヴェーン Hugo Alfvén(1872‒1960)は、スウェーデン国内と海外の両方で幅広い人気を獲得したナショナル・ロマンティシズム時代の数少ない作曲家のひとりでした。2022年は、ストックホルム生まれのアルヴェーンの生誕150年の年にあたります。アルヴェーンとの縁が深く、時代の空気をアルヴェーンと共有する音楽家たちによる演奏を数多く録音として記録してきた Swedish Society Discofil レーベルは、その記念のため、CD2枚のコレクション・アルバムをリリースします。最初のディスクには、3曲の「スウェーデン・ラプソディ」などの管弦楽のための音楽を収録。もう一枚には、管弦楽作品とともに彼のもっともよく知られるジャンル、合唱曲と歌曲を中心にした小品が収められています。このコレクションに収録されたアルヴェーン自身の指揮によるスウェーデン・ラプソディ第1番《夏至祭の夜明かし》(夏の徹夜祭)は、このレーベルが生まれるきっかけともなった貴重な録音です。1954年10月7日、ストックホルムの王立音楽アカデミーで録音セッションが行われ、このとき、初めて「ステレオ」による録音が行われました。「正しいテンポ」の演奏を残せることをアルヴェーンが喜んだという、貴重な録音です。アルヴェーンの歌曲を代表する一曲《森は眠る》は、1985年9月9日、ストックホルム・コンサートホールで行われた『ユッシ・ビョルリング追悼コンサート』のライヴ録音から、彼の子ラーシュの歌が初めてCD化される音源で収録されます。コレクション最後は男声合唱曲の《海辺の夜明け》。アルヴェーンが1910年から1947年にかけて指揮者を務めたウプサラの「オルフェイ・ドレンガル(OD)」に献呈された作品です。第7代指揮者のエーリク・エーリクソン Eric Ericson の指揮した演奏は、スウェーデン音楽アンソロジーの一枚、『田舎の婚礼』の録音です。
(コーシン)

ヒューゴ・アルヴェーン(1872‒1960)
[Disc 1]
●祝祭音楽(Festspel) Op.25(1907)(管弦楽のためのポロネーズ)
ロイヤル・スコットランド・ナショナル管弦楽団ニクラス・ヴィッレーン(指揮)
[Naxos 8.555852]

●スウェーデン・ラプソディ第1番《夏至祭の夜明かし(Midsommarvaka)》 Op.37(1903)
王立スウェーデン管弦楽団ヒゥーゴ・アルヴェーン(指揮)[SCD 1003]

●スウェーデン・ラプソディ第2番《ウプサラ・ラプソディ(Uppsalarapsodi)》 Op.24(1907)
ベルリン交響楽団スティーグ・リューブラント(指揮)[SCD 1036/SCD 1102]

●スウェーデン・ラプソディ第3番《ダーラナ・ラプソディ(Dalarapsodi)》 Op.48(1931)
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団スティーグ・ヴェステルベリ(指揮)
[SCD 1008/SCD 1103]

●交響詩《岩礁の伝説(En skärgårdssägen)》 Op.20(1904)
スウェーデン放送交響楽団スティーグ・ヴェステルベリ(指揮)[SCD 1001]

[Disc 2]
●祝祭序曲(Festouverture) Op.52(1944)
アイスランド交響楽団ニクラス・ヴィッレーン(指揮)[Naxos 8.557284]

●エレジー - エミール・シェーグレーンの葬儀で Op.38
ノルショーピング交響楽団ニクラス・ヴィッレーン(指揮)[Naxos 8.557828]

●君に想いこがれて(Jag längter dig)(1908)(《エルンスト・ティールの7つの詩》 Op.28 から)
ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)(テノール)
王立スウェーデン管弦楽団ニルス・グレヴィリウス(指揮)[SCD 1100]

●森は眠る(Skogen sover)(1908)(《エルンスト・ティールの7つの詩》 Op.28 から)
ラーシュ・ビョーリング(テノール)
ストックホルム交響楽団マッツ・リリエフォシュ(指揮)[SLT 33275‒76 (LP)]

●交響曲第3番 ホ長調 Op.23(1904‒05)- 第2楽章アンダンテ
ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団ニルス・グレヴィリウス(指揮)[SCD 1103]

●エレジー(Elegi)(1932)
(劇付随音楽《グスタフ二世アドルフ(Gustaf II Adolf)》 Op.49(1932)から)
ヘルシングボリ交響楽団オッコ・カム(指揮)[Naxos 8.553113]

●わが心を汝(な)が御手に(Saa tag mit Hjerte) Op.54 R.203(1946)
ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング)(テノール)
王立スウェーデン管弦楽団ニルス・グレヴィリウス(指揮)[SCD 1100]

●ヤルマル・ブランティングの葬送行進曲(Hjalmar Brantings Sorgmarsch) Op. 42(1925)
ヨーテボリ・ウィンドオーケストラ
イェルケル・ユーハンソン(指揮)[Nsxos 8.552467]

●夕べ(Aftonen)(1942)(混声合唱のための)
マッツ・ニルソン・ヴォーカルアンサンブル
マッツ・ニルソン(指揮)[Proprius PRCD 9172]

●ルースラーゲンのポルスカ(Polska från Roslagen)
(バレエ《放蕩息子(Den förlorade sonen)》(1957)から)
アイスランド交響楽団ニクラス・ヴィッレーン(指揮)[Naxos 8.555852]

●喜びの花(Glädjens blomster)(混声合唱のための)
オレブルー室内合唱団フレード・シェーベリ(指揮)[Naxos 8.554631]

●羊飼いの娘の踊り(Vallflickans dans)
(バレエ・パントマイム《山の王(Bergakungen)》 Op.37(1923)から)
アイスランド交響楽団ニクラス・ヴィッレーン(指揮)[Naxos 8.555852]

●ふたりだけの牧場で(Uti vår hage)(編曲)(男声合唱のための)
ルンド大学男声合唱団マッツ・パウルソン(指揮)[Naxos 8.557994]

●海辺の夜明け(Gryning vid havet)(1933)(男声合唱のための)
オルフェイ・ドレンガルエーリク・エーリクソン(指揮)[Proprius PRCD 9046]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年01月31日 18:30