Suede(スウェード)|90年代のUKロックを代表するバンドによる通算9枚目となるスタジオ・アルバム『AUTOFICTION』完成
90年代のUKロックを代表するバンド、スウェードが9枚目となるスタジオ・アルバム『Audofiction』を今年9月16日に全世界リリースすることを発表!今作はノース・ロンドンのKonkスタジオにて、Ed Buller(エド・ビューラー)と共にライブ録音された作品。Edは、30周年を迎える彼等のデビュー・シングル「The Drowners」のプロデュースを務めた長年のコラボレーターであり、盟友である。
1989年から90年のマンチェスター、インディ・ダンス・ムーブメント後、ブリット・ポップ前夜に現れたスウェードは、その妖艶な佇まいと、耽美でロック・サウンドにて急速に注目を集めていった。1992年、EP「Drowners」でデビューすると、その過激な歌詞と衝撃的なパフォーマンスにて、大きな話題を呼ぶ。1st ALBUM『Suede』にて全英1位を獲得、1993年のマーキュリー・プライズにも選出されるなどセンセーショナルなデビュー・アルバムとなった。
結成当初のメンバーであったバーナード・バトラー(G)が脱退後、1996年に、新ギタリストのリチャード・オークス、そしてキーボードのニール・コドリングが加入し、現在(2022年時点)の体制に。計5枚のオリジナル・アルバムを発表後、2003年にバンドは活動休止を発表し、各メンバーはソロなど別々の活動を行うようになった。2010年に再結成。10年振りのリリースとなった『Bloodsports』(2013)、『Night Thoughts(邦題:夜の瞑想)』(2016)、『The Blue Hour』(2018)は、3部作を発表。バンドにとっては新たな多様性を示した作品群であったといえる。
前作『The Blue Hour』は、プロデューサーにAlan Moulder(アラン・モウルダー)を迎えた作品であったが、再びEdとタッグを組むことになった今作。VoのBrett Andersonは「""Autofiction""には自然な新鮮さがあり、それは俺らがいたい場所なんだ」と説明する。
Suedeは、ある意味、30年前に活動を始めたときと同じ場所にいるといえるだろう。「このアルバムの作曲やリハーサルをしているときは、まさに肉体的な興奮を味わうことができた」とベースのMatt Osmanは語る。また『Autofiction』はBrettにとって最もパーソナルな作品のひとつとなった。高い評価を得ている回顧録『Coal Black Mornings』や『Afternoons With The Blinds Drawn』の執筆過程を振り返ることで、Brettは人前で演奏するシンガーとしての自分自身を新たに見つめ直し、その多くが『Autofiction』の中に叙情詩のような形で滲んでいる。1stシングル「She Still Leads Me On」は、アルバムのあり方を再構築したというトラック。Brettから、彼の亡き母へ向けて書かれた美しい曲でもある。
「『AUTOFICTION』は僕らのパンク・レコードだ。口笛もベルもない。ただ5人で集まって、不具合や失敗をすべて受け入れていて、バンドがその原始的な混乱をすべてさらけ出したものなんだ」
国内盤CD
輸入盤CD
輸入盤LP
■収録曲
01. She Still Leads Me On
02. Personality Disorder
03. 15 Again
04. The Only Way I Can Love You
05. That Boy on the Stage
06. Drive Myself Home
07. Black Ice
08. Shadow Self
09. It's Always the Quiet Ones
10. What am I Without You?
11. Turn off Your Brain and Yell