ARB『BAD NEWS』|【日本のロック名盤】80年代
ビートに託した社会の真実。社会に対するロックの在り方を提示した指標的名盤。
昭和がどんなに過去のものになろうとも、突き刺すメッセージの根幹は変わらない。如何なる時代の、あらゆる反骨精神に捧ぐ記念碑的名盤。よりポップさが際立つ3rd「Boys & Girls」に対して、こちらの2ndは、よりシャープでソリッドなビートサウンド。苛立ちを纏ったVo.石橋凌のメッセージが映す社会の影の濃淡。正々堂々、ロックが社会と真正面からぶつかり合う様をまざまざと見せつける清々しさ。その重厚なメッセージを託されたビートサウンドもがっぷり四つの構え。「Tokyo Cityは風だらけ」のGt,田中一郎のカッティングは、後世に語り継がれるべき名カッティング。
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掲載: 2022年06月22日 20:50