Opera Raraからレオンカヴァッロの珍しい歌劇“ジプシーたち”が登場!
ほとんど演奏されない歌劇を復興させているオペラ・ララから、レオンカヴァッロの珍しい歌劇「ジプシーたち」が登場
レオンカヴァッロの歌劇「ジプシーたち」は、アレクサンドル・プーシキンによって1827年に書かれた詩「ジプシー」に基づいたもので、ドナウ川のほとりにあるジプシーたちの情熱、嫉妬、犯罪の物語です。レオンカヴァッロの名歌劇「道化師」は、同時代のヴェリズモ文学に影響を受け、人々の日常生活、残酷な暴力などの描写を多用させ、音楽的に声楽技巧を廃した直接的な感情表現に重きを置き、重厚なオーケストレーションを駆使したヴェリズモスタイルは人気を博したことで、この一幕物のオペラは、1912年に作曲されロンドンで大成功を収め、ロンドンとアメリカの両方で信じられないほど長い間上演されました。
このオペラ・ララによる新録音による「ジプシーたち」は、力強い合唱と魅惑的なアリアを備えた、豊かで色彩豊かなオーケスとレーションによる音楽が披露されています。変幻自在な歌唱を聴かせるブルガリアのソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァはヴェリズモオペラを得意としているだけ合って、その表情豊かな怒り、悲しみ、絶望、そして希望が溢れ出るような歌唱は絶品。テノールのアルセン・ソゴモニアンが力強く歌った貴族ラドゥの情熱的歌唱によって、後に拒絶する美しい誘惑者フレアナに命を吹き込みます。アメリカ出身のバリトンのスティーブン・ゲルトナーは、陰気なジプシーの詩人タマール役として三角関係の絶妙な役割として加えられ、物語が繰り広げられています。
(ワーナーミュージック・ジャパン)
【曲目】
レオンカヴァッロ:歌劇「ジプシーたち」(全曲)
【演奏】
クラッシミラ・ストヤノヴァ (フレアナ)
アルセン・ソゴモニアン (ラドゥ)
スティーブン・ゲルトナー (タマール)
ウカシュ・ゴリンスキ (老人)
オペラ・ララ合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・リッツィ(指揮)
【録音】
2021年11月28日~12月1日
ロンドン、クロイドン、フェアフィールド・ホールズ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年07月13日 00:00