﨑谷直人の初ソロ・アルバム!『destined for…BACH』
<室内楽の現在>を日本から世界へ発信する、ウェールズ弦楽四重奏団の中心メンバーとして、また日本各地で、コンサートマスターとしての活動を続けてきた﨑谷直人。初ソロ・レコーディングの登場です。録音を終えた﨑谷は以下のように語っています。
「1人のヴァイオリニストとして原点に立ち返り、自分自身と向き合うと決めた時、取り上げたかった作品がバッハ。これまでには無い視点や発想を具現化出来るのではないかと思い、楽譜から読みとって、再構築した。日本にも、日本発で、このような意欲で向き合っている音楽家がいる、という小さな証明になればと思う。」
この音楽家としての希求、そして最良の成果が本CDに結実いたしました。バッハの無伴奏作品を中心に、“ウェールズの盟友” 富岡廉太郎との心温まる共演を含むプログラム。新たな領域への門出を飾る名演です。
(フォンテック)
【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
テレマン(1681-1767):
無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 第1番 変ロ長調 TWV 40:14
J.S.バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772*
【演奏】
﨑谷直人 (ヴァイオリン)[使用楽器:1697年製G.B.Rogeri]
富岡廉太郎 (チェロ) *
【録音】
2022年4月20-22日 富士見市民文化会館
<﨑谷直人 Naoto Sakiya>
1998年ノボシビルスク国際コンクールジュニア部門第1位、メニューイン国際コンクールジュニア部門第3位を獲得し、ケルン音楽大学に最年少15歳で入学。その後パリ市立音楽院、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、バーゼル音楽院修了。
2006年にウェールズ弦楽四重奏団を結成。第1ヴァイオリン奏者として、ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門、大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門にて各3位を獲得。メナヘム・プレスラー、アレクサンダー・ロマノフスキー、ポール・メイエ、トーマス・デメンガ、ミッシャ・マイスキー各氏ほか、多くのトップアーティストらと室内楽を共演。また、王子ホール、hakujuホール、紀尾井ホール、第一生命ホール、iichiko総合文化センター等、多くの主要ホールに招かれる。
2014年より8年間、神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターを務めた。これまでに、東京フィル、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、バーゼル交響楽団、ノボシビルスク・フィル等とソリストとして共演。日本センチュリー交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団など、全国のオーケストラに客演コンマスとして出演。
ヴァイオリンを、原田幸一郎、ザハール・ブロン、ジェラール・プーレ、ロラン・ドガレイユ、ダニエル・ゼペック各氏に、弦楽四重奏をライナー・シュミット氏(ハーゲン四重奏団)に師事。
現在は、ウェールズ弦楽四重奏団、石田泰尚とのヴァイオリンユニット〝DOS DEL FIDDLES〟等で活動し、全国のオーケストラに客演コンサートマスターとして多数出演している。
これまでにウェールズ弦楽四重奏団として、進行中のベートーヴェン弦楽四重奏曲全集を含む、6枚のアルバム(fontec)と、DOS DEL FIDDLESとして、『DOS DELL FIDDLES-LIVE-』(日本コロムビア)をリリース。
使用楽器は、1697年製G.B.Rogeri。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年09月13日 00:00