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ボールト&BBC響、ボストン響/ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第2集~勝利のための感謝祭、音楽へのセレナード、ヨブ

エードリアン・ボールト

第1集(ARIADNE5016)に続く、ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。
今作はエイドリアン・ボールトの指揮による3つの作品をクリアな音で復刻しています。

冒頭の2作品は、1930年にボールトが創設し、1950年まで首席指揮者を務めたBBC交響楽団による演奏。「勝利のための感謝祭」はソプラノ・ソロ、ナレーターとオルガン、オーケストラ、合唱の大編成による作品で、1945年の初演となったラジオ放送の録音です。「音楽へのセレナード」は1946年のBBC第3番組(現ラジオ3)のオープニング・ナイトで演奏された作品で、『ヴェニスの商人』の第5幕第1場が題材となっています。こちらは1938年に作曲家の友人で、名指揮者ヘンリー・ウッドへのオマージュとして書かれました。もともとは16人の歌手のための曲でしたが、ヴォーン・ウィリアムズ自身によりオーケストラと4人のソリスト、合唱のためにアレンジ。この放送が当ヴァージョンの世界初演となりました。
『ヨブ』はボールトに献呈された劇音楽で、ボールトはこのボストン交響楽団との演奏の後、4回のスタジオ録音を行うほどのお気に入り作品でした。今回の復刻も、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
1. 勝利のための感謝祭(感謝の歌)
2. 音楽へのセレナード

仮面劇『ヨブ』
3. 第1場: Introduction - Pastoral Dance - Satan's Appeal to God - Saraband of the Sons of God
4. 第2場: Satan's Dance of Triumph
5. 第3場: Minuet of the Sons of Job and their Wives
6. 第4場: Job's Dream - Dance of Plague Pestilence, Famine and Battle
7. 第5場: Dance of the Three Messengers
8. 第6場: Dance of Job's Comforters - Job's Curse - A Vision of Satan
9. 第7場: Elihu's Dance of Youth and Beauty - Pavane of the Sons of the Morning
10. 第8場: Galliard of the Sons of the Morning - Altar Dance and Heavenly Pavane
11. 第9場: Epilogue

【演奏】
エルシー・サダビー(ソプラノ)…1
ヴァレンタイン・ダイヤル(ナレーター)…1
ジョージ・ソールベン=ボール(オルガン)…1
トーマス・コラム・スクール児童合唱団…1
イゾベル・ベイリー(ソプラノ)…2
アストラ・デズモンド(コントラルト)…2
ベヴァリッジ・ホワイト(テノール)…2
ハロルド・ウィリアムズ(バリトン)…2

BBC交響楽団&合唱団…1、2
ボストン交響楽団…3-11

エイドリアン・ボールト(指揮)

【録音】
全てライヴ
1945年5月13日 BBC broadcast(UK)…1
1946年9月29日 BBC broadcast(UK)…2
1946年1月26日 Symphony Hall, Boston Massachusetts(USA)…3-11

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年04月12日 00:00