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ターリヒ弦楽四重奏団の新録音!ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番“アメリカ”、8 つのワルツ、他

ターリヒ弦楽四重奏団

ターリヒ弦楽四重奏団による完璧な「アメリカ」

世界トップクラスの弦楽四重奏団として50年以上の歴史をもつターリヒ弦楽四重奏団。チェコの室内楽音楽は彼らなくしては語ることができないといえるでしょう。そんな彼らによる、「アメリカ」そして、8つのワルツ全曲(2曲はドヴォルザーク編曲、6曲は2020年にパヴェル・ハース弦楽四重奏団の元メンバーでもあるイジー・カバートによる編曲)、弦楽四重奏曲断片、という充実のプログラムによる新譜の登場!

8つのワルツはもともとはピアノ曲で、ピアノ四手のための≪スラヴ舞曲集≫に匹敵する人気と楽譜の売り上げを誇りました。その中でも当時人気を博した2曲をドヴォルザーク自身が芸術家協会の演奏会のために、弦楽四重奏に編曲しました。民族的な躍動感に満ちた魅力的な作品です。のこる6曲は2020年の編曲ですが、原曲の魅力を最大限に引き出しています。
弦楽四重奏断片は、ワルツと同時期に書き始められたものの、第1楽章のみ残され、生前は出版されることはなかった作品。ウェーバーの『魔弾の射手』のアガーテのアリアが印象的に引用されています。

ターリヒ弦楽四重奏団は、1964年、プラハ音楽院で学んでいたヤン・ターリヒJr. によって設立されました。1919年から1939年までチェコ・フィルの首席指揮者を務めた叔父のヴァーツラフ・ターリヒにちなんでターリヒの名がグループ名につけられました。幅広い音楽活動やレコーディング活動を経ながら、すべてのメンバーは現在は入れかわっています。現在のファースト・ヴァイオリンのヤン・ターリヒ・ジュニアは創設者の息子です。また、昨シーズンから、パヴェル・ハース弦楽四重奏団のヴィオラ奏者でもあったラディム・セドミドブスキが加わっています。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ドヴォルザーク:
・8つのワルツ op.54
(第1番および第4番/ドヴォルザークによる編曲。第2,3番および5-8番/イジー・カバートによる編曲(2020 年))
・弦楽四重奏曲断片 ヘ長調 B.120
・弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.96 B179「アメリカ」

【演奏】
ターリヒ弦楽四重奏団
[メンバー]
ヤン・ターリヒJr(ヴァイオリン)
ロマン・パトフカ(ヴァイオリン)
ラディム・セドミドブスキ(ヴィオラ)
ミヒャエル・カニュカ(チェロ)

【録音】
2022年3月4-6日、サウス・チェコ・フィルハーモニー

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年09月22日 00:00