ブルックナーのピアノ曲を「ブルックナーのピアノ」で聴く!『ブルックナー: ピアノ小品集 - キッツラーの練習帳より』
ブルックナーのピアノ
ブルックナーのピアノ曲を「ブルックナーのピアノ」で聴く!
1855年のクリスマスの時期にリンツの大聖堂のオルガニストに就任したブルックナーは、リンツ劇場の指揮者オットー・キッツラーに作曲を師事しました。キッツラーは勉強や練習だけでなく実際に完成した作品を書くことをブルックナーに勧め、その成果を収めたものが「キッツラーの練習帳」と呼ばれています。この練習帳には弦楽四重奏曲や管弦楽曲、少なからぬ数の歌曲とピアノ曲が収められており、中にはベートーヴェンの悲愴ソナタのオーケストレーションもあります。
このアルバムではその中からピアノ曲を収録。使われているピアノはブルックナーが所有していたベーゼンドルファー(ブックレットにきれいなカラー写真が載っています)、収録場所もブルックナーゆかりの聖フロリアン修道院、ピアニストもザンクトフロリアン生まれでブルックナー音楽院卒という、ブルックナー尽くしの1枚となっています。
クリストフ・ヨハネス・エッグナーはリンツのブルックナー音楽院を卒業後、ウィーンでパウル・バドゥラ=スコダ、今井彰、ルートヴィヒ・ホフマン、オレグ・マイセンベルクに師事。更にパリでブリジット・エンゲラーとミシェル・ベロフに学びました。ソリストとしての活動に加えて兄弟で結成したエッグナー・トリオとしても活躍。欧州主要国はもとより、アジアやオセアニア諸国でも演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896):
1. 練習曲 ト長調
2. ワルツ ハ長調
3. 半音階の練習曲
4. ワルツ 変ホ長調
5. 練習曲 ハ長調
6. ロンド第1番 ト長調
7. アンダンテ 変ホ長調
8. 行進曲 ハ長調
9. デュオ イ短調
10. アンダンテ ニ短調
11. メヌエットとトリオ ト長調
12. ギャロップ ハ長調
13. マズルカ イ短調
14. 主題 ヘ長調
15. 行進曲 ニ短調
16. ロンド第2番 ト長調
17. 音楽の時代 ハ長調
18. 主題と変奏 ト長調
19. ポルカ ハ長調
20. 幻想曲第1番 ニ短調
21. 幻想曲第2番 ハ短調
22. 幻想曲第3番 変ホ長調
23. 幻想曲第4番 ヘ長調
24. メヌエット ハ長調
【演奏】
クリストフ・エッグナー(ピアノ…ベーゼンドルファー)
【録音】
2022年7-8月
聖フロリアン修道院、バロックギャラリー
(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER
掲載: 2022年12月06日 00:00