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パーヴォ・ヤルヴィ15年ぶりの再録音!チューリッヒ・トーンハレ管とのブルックナー:交響曲第7番


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

パーヴォ・ヤルヴィ、約15年ぶりのブルックナー交響曲第7番再録音!

フランクフルト放送交響楽団と11年の歳月をかけて完成させたブルックナー交響曲全集の発売が記憶に新しいパーヴォ・ヤルヴィが、その第7番を再び取り上げました。先の全集の中でも第7番はパーヴォ初のブルックナー録音として2006年11月の収録であったため、再録音のタイミングとして近すぎるとは言えないでしょう。旧盤と収録時間を比較すると全ての楽章で速くなっており、特に第2楽章では1分30秒近い差が出ていますが、演奏はくっきりとした音楽の輪郭を感じさせながら、むしろロマンティックな印象を与えるもので、フレーズ感のメリハリの効いた、個性的な解釈も随所に聴くことが出来ます。また今回は版の明記がされておりませんが、第2楽章での打楽器の使用を始め旧盤同様ノーヴァク版を基調としながらも、第4楽章冒頭の頻繁なリタルダンドなどは前回以上にイン・テンポで進められている印象です。対位法的な面白さをしっかり味わえるヴァイオリンの両翼配置に加え、ワーグナー・チューバをホルンとは反対となる右側、トロンボーンとバス・チューバの前に持ってくることでアンサンブルの親和性を向上させるとともに、響きに奥行きを与えることにも成功。再録音の期待に応える素晴らしいアルバムです。パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管は、ブルックナー生誕200年となる2024年までに、さらに第8番、第9番の録音を予定しているということです。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

※ 国内仕様盤日本語解説…舩木篤也

 

[パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ブルクナー交響曲第7番、演奏タイミングの比較]
第1楽章
2006年フランクフルト放送響 21分59秒
2022年チューリヒ・トーンハレ管 21分18秒
第2楽章
2006年フランクフルト放送響 22分50秒
2022年チューリヒ・トーンハレ管 21分23秒
第3楽章
2006年フランクフルト放送響 9分55秒
2022年チューリヒ・トーンハレ管 9分40秒
第4楽章
2006年フランクフルト放送響 12分42秒
2022年チューリヒ・トーンハレ管 12分29秒

【曲目】
1-4. アントン・ブルックナー(1824-1896): 交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107
【演奏】
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
【録音】
2022年1月
チューリヒ・トーンハレ


チューリヒ・トーンハレ管

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER

掲載: 2022年12月08日 00:00