ピーター・ウィスペルウェイ『イン・メモリアル1』~シューベルト/チェロとピアノのための作品集
シューベルトの美しい歌心を堪能
チェロの温かい音色が沁みわたる名品集
2023年にウィスペルウェイが発表する「イン・メモリアム」シリーズの第1弾。今作は過去にリリースされたシューベルトとブラームスの録音プロジェクトから、シューベルトの作品を抜粋して再構成したアルバムです。どれも元は別の楽器のために書かれた作品でありながら、チェロの音色にも非常にマッチする美しい名品ばかり。ウィスペルウェイが厚い信頼を寄せるピアニスト、パオロ・ジャコメッティの伴奏も息ぴったりです。シューベルトの音楽は、音楽愛好家だったウィスペルウェイの息子にも大きな影響を与えたそうです。
「2022年、60歳の誕生日を迎える半年前に、息子のドリアンが亡くなりました。私も家族もたいへんなショックを受け、毎日が根底から揺らいでいる状態です。
音楽を通して、前向きで建設的な癒しをもたらすことが、私の進むべき道だと思います。」(ピーター・ウィスペルウェイ)
(キングインターナショナル)
【曲目】
シューベルト:
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D802 Op.160(原曲:フルートとピアノ)
ソナタ イ長調 D574 Op.post.162(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ロンド ロ短調 D895 Op.70(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
幻想曲 ハ長調 D934(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
【演奏】
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
【録音】
2014-2017年