〈Brilliant Classics〉イタリア弦楽三重奏団の後継団体!新イタリア弦楽三重奏団/モーツァルト:ディヴェルティメントK.563
新イタリア弦楽三重奏団/モーツァルトK563
2018年11月収録、当CDとは別の機会のライヴ
dbStrings公式YouTubeページより
ヴァイオリンのアレッサンドロ・ミラーニは、トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最優秀の成績で卒業。クレモナのワルター・シュタウファー財団アカデミーでサルヴァトーレ・アッカルドに師事。ECユースオーケストラに2年間在籍した後、1995年より、RAI国立交響楽団のコンサートマスターを務めています。2004年にルカ・ラニエリ(ヴィオラ)、ピエールパオロ・トソ(チェロ)と共に弦楽三重奏団を結成。2018年からは、フランコ・グッリ、ブルーノ・ジュランナ、ジャチント・カラミアが結成した栄光と歴史のある室内楽団「イタリア弦楽三重奏団(Trio Italiano d'Archi)」を再始動させ、「新イタリア弦楽三重奏団(Nuovo Trio Italiano d'Archi)」と改称して活動しています。改称後の第1弾が、2020年1月15~17日録音のこのモーツァルトです。この作品は、先代のイタリア弦楽三重奏団も得意としていて、ドイツ・グラモフォン(現在はDoremiよりCD化)に名演を残しています。上に埋め込んだライヴは2018年11月の収録であり、今回の録音では約1年の熟成の時間が加わり、3日間の入念なセッションということで、さらに素晴らしい演奏が期待されます。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)
モーツァルトが弦楽三重奏曲の「ディヴェルティメント」変ホ長調KV.563を作曲したのは、最後の3つの交響曲を完成した1788年です。モーツァルトは、お金を借りたフリーメーソン仲間のミヒャエル・フォン・プフベルクに献呈しました。
初演は1789年4月13日にドレスデンで行われ、モーツァルトはヴィオラパートを演奏したという記録が残っています。
著名な音楽学者アルフレート・アインシュタインは、稀に見るこの傑作について「この作品は、真の室内楽であり、芸術、発明、精神の面で何か特別なものを提供しようとしたからこそ、このような大きな規模の作品になったのである。...各楽器は高度なテクニックを要し、演奏者の技量を感じることができる。それらのすべての音は重要であり、無駄のない音は、精神的、感覚的を高みへと導くことに貢献している。」また、アインシュタインは、この作品を「彼の最も高貴な作品のひとつだ」と言っています。
最高水準の演奏が期待される中で、この新イタリア弦楽三重奏団は、フレッシュな素晴らしい演奏を繰り広げます。
(日本出版貿易)
【曲目】
シューベルト:弦楽三重奏曲変ロ長調D.471
モーツァルト:ディヴェルティメントKV.563
【演奏】
新イタリア弦楽三重奏団
アレッサンドロ・ミラーニ(ヴァイオリン)
ルカ・ラニエリ(ヴィオラ)
ピエールパオロ・トソ(チェロ)
【録音】
2020年1月15~17日、ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年02月16日 00:00