akiko with 海野雅威TRIO|一流ジャズ・ミュージシャンを集めて制作されたスタジオ・レコーディング・アルバム『ジャズを詠む』
海野雅威 photo: John-Abbott
2001年に名門ジャズ・レーベル〈ヴァーヴ〉初の日本人女性シンガーとしてデビュー以来、枠に捕らわれない音楽性を追求しながら音楽以外の分野でも幅広くその才能を発揮し、日本のジャズシーンにおいて常に異色の存在であり続けるakikoと、NYを活動拠点としてジミー・コブやロイ・ハーグローヴなど名だたるジャズレジェント達からも寵愛を受け世界のジャズシーンで活躍していた矢先にNYの地下鉄での暴行事件により致命的な負傷を追いつつも奇跡の復活を遂げ、2023年に同じく〈ヴァーヴ〉レーベルよりメジャーデビューを果たした話題のピアニスト海野雅威の共演作。
国内盤CD
akikoと海野雅威。二人の出会いは2005年のakikoのライブ・レコーディング・アルバム『Simply Blue』まで遡る。ジャズ・ファンの間でも未だに人気の高い同アルバム以来となる共演作『ジャズを詠む』は、二人が信頼を寄せる一流ジャズ・ミュージシャンを集めてのスタジオ・レコーディング・アルバム。
akikoが2018年に発表したエッセイ『ジャズを詠む-人生を幸せにする、25のスタンダード・ナンバー』で取り上げたジャズ・スタンダードから選曲。タイトル曲「Look for the Silver Lining」や「East of the Sun」「For All We Know」などスタンダードの名曲をオーセンティックなスタイルで収録した本作は、akikoのデビュー作である『Girl Talk』を彷彿させる。ライブでもお馴染みのakikoのオリジナル曲「Jazz-introducing “How High The Moon”」と、海野雅威氏の昨年のVerveデビュー作にも収録されている同氏のオリジナル曲「Enjoy It While You Can」(作詞:akiko/海野雅威)を収録。
脇を固めるのは、スタン・ゲッツ・グループやアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとしても活躍したベーシスト、鈴木良雄氏、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーターグループを初め、国内外の著名ジャズ・ミュージシャンとの共演機会も多い人気ドラマー、Gene Jackson、そしてゲストに、ソニー・ロリンズのバンドメンバーとしてもお馴染みのアメリカ在住のギタリスト、増尾好秋氏を迎えている。
雑誌、広告業界での活躍のみならず、パリの美術館にも作品が所蔵されている著名な写真家、蓮井幹生氏が撮影したREC風景の写真を多数取り入れた、豪華ブックレット仕様。
収録予定曲(曲順未定) 1. Jazz - introducing “How High The Moon” 2. Poor Butterfly 3. East Of The Sun 4. Crazy He Calls Me 5. Where Or When 6. Come Rain Or Come Shine 7. For All We Know 8. Let’s Call The Whole Thing Off 9. I Love You For Sentimental Reasons 10. Look For The Silver Lining 11. Enjoy It While You Can
Produced by akiko, Tadataka Unno
Vocal : akiko Piano, Arrangement : Tadataka Unno Bass : Yoshio Suzuki Drum : Gene Jackson Guitar : Yoshiaki Masuo (M5,10,11のみ) Recording Engineer : Daiki Iimura Mixing & Mastering Enginner : Taiji Okuda Recorded at Landmark Studio
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掲載: 2023年06月09日 10:00