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トロンボーンとテューバの美しいハーモニー!マッシモ・ラ・ローサ、杉山康人、沢野智子による『絆-Dear Friends-』

『絆-Dear Friends-』

<絆>が生んだトロンボーンとテューバの美しいハーモニー。

現在、アメリカ五大オーケストラのひとつクリーヴランド管弦楽団のテューバ奏者を15年以上に渡って勤める杉山康人と、同じくクリーヴランド管弦楽団首席トロンボーン奏者を経てソリストとして活動するマッシモ・ラ・ローサとの夢の競演、ライヴ・レコーディング盤です。
世界のトップ金管楽器奏者によるソロ作品、デュオ作品を収録。定番曲のボザやグレンダールでのラ・ローサの圧倒的な技術。杉山の豊かな音楽性を披露するシューマン。また、二人の共演のために作曲された、H.スミスと山口尚人の新曲など盛りだくさんの内容です。
ベルリンを拠点に活躍するピアニスト、沢野智子の色彩豊かなサポートも注目です。多くの人々の縁と絆によって作り出されたワールドクラスの音楽、是非お聴きください。
(MClassics)

【曲目】
1-3. グレンダール(1886-1960):トロンボーン協奏曲
1. I. Moderato assai ma molto maestoso
2. II. Quasi una leggenda - Andante grave
3. III. Finale: Maestoso

4-6. シューマン(1810-1856):3つのロマンス 作品94
4. I. Nicht schnell
5. II. Einfach, innig
6. III. Nicht schnell

7-8. シューマン(1810-1856):アダージョとアレグロ 作品70
7. I. Langsam, mit innigem Ausdruck
8. II. Rasch und feurig

9. ラフマニノフ(1873-1943)/ヴェングロフスキー:エレジー(幻想的小品集 作品3より)

10. ボザ(1905-1991):バラード 作品62

11-13. H.スミス(1943-):トゥ・シャドウズ・ダンシング・イン・ザ・ダーク
11. No.1
12. No.2
13. No.3

14. J.S.バッハ(1685-1750)/中川良平:サラバンド(無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013より)

15. 山口尚人(1974-):絆ーDear Friendsー

【演奏】
マッシモ・ラ・ローサ(トロンボーン)...1-3,9-15
杉山康人(テューバ)...4-8,11-15
沢野智子(ピアノ)...1-10,15

【録音】
2022年8月1日 東京・トッパンホール(ライヴ・レコーディング)

<マッシモ・ラ・ローサ(トロンボーン) Massimo La Rosa, trombone>
パレルモ音楽院でフィリッポ・ボナンノ教授の指導を受け若くして頭角を現す。1996年から2007年まで、フェニーチェ歌劇場で第1トロンボーン奏者をつとめ、同歌劇場でカール・マーティン指揮によるグレンダール作曲「トロンボーン協奏曲」のイタリア初演でソリストとしてデビューする。その後、アメリカのクリーヴランド管弦楽団の首席トロンボーン奏者の座を得て、2007年から2018年まで在籍、数々の演奏会録音に参加するほか、ソリストとしても活躍する。特にノセダ指揮によるロータ作曲「トロンボーン協奏曲」、ウェルザー=メスト指揮によるダヴィッド作曲「トロンボーンのためのコンチェルティーノ」では非常に高い評価を得た。また、小澤征爾が指揮するサイトウ・キネン・オーケストラに首席トロンボーン奏者としてたびたび招かれた。
2010年『カンタンド』、2013年『センプレ・エスプレシーヴォ』のディスクを発表し国際専門誌《ミュージカル・アメリカ》では二つの録音を「クラシックのトロンボーン奏者のレパートリーで最良の作品」と称賛。
また、世界中でマスタークラスを開催している他、社会活動にも積極的に参加、数々の慈善リサイタルを通して多くの賛同者を集め、視覚障害を持つ子どもたちを支援する協会に25,000ドル以上の寄付を行った。

<杉山康人(テューバ) Yasuhito Sugiyama, tuba>
京都市交響楽団、大阪フィル、大阪シンフォニカ―を経て1997年、新日本フィルに入団。また、1997年よりサイトウ・キネン・オーケストラにも参加。1998年にはヴォーン・ウィリアムズのテューバ協奏曲で新日本フィルと共演。1999年、東京、大阪でリサイタル。2002年、新日本フィルの親子コンサートで「テューバのタビー」のソリストを務める。
2003年アジア人では初のウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団。2005年ロリン・マゼール指揮のニューイヤーコンサートに出演。2005年9月までウィーン・フィルにも在籍。2005年9月からアメリカ五大オーケストラのクリーヴランド管弦楽団に入団、現在に至っている。2014年6月カリフォルニア・ソノマにてナショナル・ブラス・アンサンブルのメンバーとしてガブリエリプロジェクトに参加。指導者としてクリーヴランド音楽院で後進の指導に力を注いでいる他、相愛大学の客員教授、インディアナ大学、マイアミフロストスクール、サンフランシスコ音楽院等でマスタークラスを行っている。
最近では、2021年6月愛知室内オーケストラとヴォーン・ウィリアムズのテューバ協奏曲を共演。
これまでに武貞茂夫、緒方文則、故唐川集三、ロバート・トュッチ、レックス・マーティン、ロナルド・ビショップ各氏、室内楽を呉信一氏に師事。

<沢野智子(ピアノ) Tomoko Sawano, piano>
3歳よりピアノを始め、東京音楽大学付属音楽高校、同大学にて三浦捷子氏、清水和音氏に師事。1992年、ピティナ・ピアノコンペティション「特級」にて3位入賞。1993年に渡独し、ベルリン芸術大学にてライナー・ベッカー氏に師事。在学中の1995年、マリア・カナルス国際ピアノコンクールにてディプロムを受賞。
高校在学中からアンサンブル演奏に熱心に取り組み、実践経験を重ね、演奏上欠かす事の出来ないパートナーとしての役割を重要視する。ミュンヘン国際コンクール(ドイツ)、PMF音楽祭(札幌)など、世界各地のコンクールや講習会から公式ピアニストとして招待され、その中で「ベストピアニスト賞」を多数受賞している。
1998年より管楽器科コレペティトールとしてベルリン芸術大学、ベルリン音楽大学、フランツ・リスト音楽院(ワイマール)において主に金管楽器奏者の指導を担当。2014年からは弦楽器科のコレペティトールとして更なるレパートリーの拡大に挑戦している。ベルリン在住。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年06月20日 00:00