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特集:孤高の女性シンガーソングライターたち

掲載: 2023年06月26日 10:00

1960年代の日本に欧米から持ち込まれたフォーク・ミュージックが若者を中心に浸透するにつれ自分で作った歌を自ら歌う歌手、つまりシンガーソングライターも数多く登場しました。ここでは、その黎明期たる60、70年代にそのキャリアをスタートさせた日本の女性シンガーソングライターによる作品をいくつか紹介いたします。

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森田童子 『マザー・スカイ -きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか-』


代表曲「ぼくたちの失敗」を収録したセカンド・アルバム。柔らかな狂気と甘美なアルペジオは、今も変わらぬ魅力を放ち続ける。オリジナル発売日:1976年11月21日。 (C)RS

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佐井好子 『密航』

CD


アナログ盤


"密航"をテーマにシルクロードあたりの異国情緒溢れる佐井好子幻想ワールドが炸裂する傑作アルバム。まさに女性にしか描けない世界、、聞くものをゆるやかにインナートリップさせる。眠れぬ夜の脳内に彷徨うシルクロードには深い青。 (C)RS

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浅川マキ 『浅川マキの世界』


海外からも”発見”されてしまった漆黒の和シッド・フォーク。”クイーン・オブ・ダークネス”、浅川マキ。2010年に没するまでに数多くのアヴァンギャルドな作品を残した彼女の記念すべきデビュー作。プロデュースに天井桟敷の寺山修司が関わり、マヘリア・ジャクソンやビリー・ホリデイなどの黒人霊歌に影響を受けた唯一無二の世界観が横溢した漆黒の一枚。初期の代表曲①③や和レア・グルーヴとして有名な④など、近年リリースされた英Honest Jon'sの海外ベスト盤にも本作から5曲収録。初期の浅川マキを聴くならこの一枚。 (C)新宿店:TANAKAMAN

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金延幸子『み空』


1972年9月1日発表。幻の名盤として語り継がれてきた傑作でURCを代表する1枚。細野晴臣((2)(4)(7)プロデュース)、大瀧詠一((5)を提供)、鈴木茂、林立夫、中川イサトなど豪華な布陣が透き通る美しい歌声をシンプルで洗練されたサウンドで盛り立てている。女性シンガーソングライターの進むべき道を示した永遠のお手本と呼べる名盤。

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山崎ハコ 『飛・び・ま・す』


1975年18歳での鮮烈なデビューアルバム『飛・び・ま・す』を、オリジナルマスターテープより初リマスター。
1976年新宿ロフトオープン時の貴重なライブ音源と、1974年のデモ音源をDisc2.に追加収録。50周年記念デラックス・エディションとしてリリース。

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五輪真弓『少女』


「名盤復刻」シリーズ。五輪真弓のデビュー・アルバム『少女』がBlu-spec CD2(高品質CD)で登場。「なわとび」「朝もやの公園で」「少女」他を収録。 (C)RS

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中山ラビ 『私ってこんな』


女性シンガー、中山ラビの、ユニバーサルミュージックが保有するオリジナルアルバムを最新リマスターにて再発。本作は1972年発売の1stアルバム。 (C)RS
バッキングは細野晴臣、洪栄龍、林立夫らが担当。

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谷山浩子 『ねこの森には帰れない』


「朝の扉をひらく時」「河のほとりに」などを収録した1977年発表のセカンド・アルバム。

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中島みゆき 『愛していると云ってくれ 』


中島みゆき通算4枚目のオリジナル・アルバム。5枚目シングルで初のオリコン1位の大ヒット曲となった「わかれうた」、人気曲「化粧」、そして1981年TBSドラマ『3年B組金八先生(第2シリーズ)』第24話の伝説のシーンで使用され話題となった「世情」他、全9曲収録。アルバム収録ミュージシャンとして、ドラムにつのだひろ、ピアノに坂本龍一、ベースに後藤次利、パーカッションに斉藤ノブ等が参加している。 (C)RS

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渡辺真知子 『海につれていって 』


1978年5月2日に発売された、渡辺真知子のファースト・アルバムを高品質CD"Blu-spec CD2"で復刻。ヒット・シングル「迷い道」「かもめが翔んだ日」他を収録。 (C)RS

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門あさ美 『Fascination』

CD


Blu-spec CD2


1979年12月に発売されたファースト・アルバム。9月に先行発売されたデビュー・シングル「ファッシネイション」、アルバムと同時発売された2枚目のシングル「Morning Kiss」収録。全10曲中、インストゥルメンタル曲を除くすべてが彼女自身の作品(共作含む)で、いきなり実力を全開にしている。これは、彼女はデビュー当初からTVに出ない、コンサートも開かない、代わりに創作に専念してレコードをシッカリと作っていく、という方針を打ち出していたから。本作アルバム・ジャケットにもイラストを用い、音楽優先のイメージ戦略を貫いている。ところが、デビュー・シングルにあしらわれた彼女の艶っぽいフォトが一部で話題を呼び、"謎の美人シンガー"として注目されていくことに。このアルバムのキャッチコピーに掲げられた「ファッション・ミュージック」とは、"いつでも自分のそばに置いておきたい"と思ってもらえる音楽作りを目指すという意味を込めたもので、以後、学生や若いサラリーマンなどを対象にした、大人のアイドル的スタンスを築いていくことになった。

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八神純子 『思い出は美しすぎて 』


1974年第8回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会において「雨の日のひとりごと」で優秀曲賞、「幸せの時」で入賞を獲得。さらに、1975年第9回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会では「幸せの国へ」で優秀曲賞を受賞した、八神純子のファースト・アルバム。デビュー・シングル「雨の日のひとりごと」やセカンド・シングル「さよならの言葉」などの楽曲を収録。 (C)RS

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尾崎亜美 『PRISMY』


1978年リリースの通算4作目のアルバム。鈴木茂/坂本龍一/林立夫らティン・パン・アレー組や、オフコース のメンバーなどがバッキングを担当。作詞・作曲・編曲、全てを自らがこなすマルチな才能、コンテンポラリーなポップス指向が前面に押し出された完成度の高い楽曲群は、まさに"尾崎亜美ポップス"が完成した記念碑的作品。

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久保田早紀 『夢がたり 』


1979年にリリースされた、久保田早紀のファースト・アルバムがBlu-spec CD2で復刻。ミリオンセラーの大ヒットとなった「異邦人」他を収録。 (C)RS

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広谷順子 『その愛に 』


広谷順子のデビュー・アルバム。1996年のCD選書で初CD化されるも、その後長らく入手困難だった名盤。全曲のアレンジを松任谷正隆が担当。名曲「古都めぐり」メロウ歌謡ボッサ「Last Scene…さよなら」ほか「Summer Moonlight」「朝もやの中で」メロウチューン満載のフィメール・シンガー・ソングライター傑作(全曲本人作曲)。 (C)RS

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吉田美奈子 『扉の冬 』


荒井由実『ひこうき雲』と双璧を成すSSWの名盤が新規リイシュー。シンガーソングライター/ソウルシンガーとして70年代から活躍し"恋は流星"夢で逢えたら"といった不朽の名曲を放つ一方で、山下達郎の初期楽曲の歌詞も手掛けていた吉田美奈子が1973年にリリースしたファーストアルバムが新規リマスタリングを施し高音質CD(UHQCD)でリイシュー。同年にリリースされた荒井由実『ひこうき雲』と双璧を成すと言っても過言ではない作品で、どちらも演奏を支えるのキャラメル・ママ(細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫)。ゴスペルからの影響を感じさせる吉田美奈子の陰影のある歌とキャラメル・ママによるタイトな演奏は、50年近く経った今でもそのレベルの高さに圧倒させられる名作。

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大貫妙子『Grey Skies』


シュガーベイブ解散後、クラウン・レコードとソロ・アーティスト契約、1976年9月25日にリリースされた記念すべきファースト・アルバム。1976年6月~8月にかけて行なわれたレコーディングには、山下達郎、坂本龍一、矢野誠、ティン・パン・アレー(細野晴臣/鈴木茂/林立夫)らが参加。「愛は幻」、「約束」、「時の始まり」、「街」は、シュガーベイブが解散していなければ、セカンド・アルバムに収録されていただろう作品。

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矢野顕子 『JAPANESE GIRL 』


ユーミンと並ぶもうひとりの天才、矢野顕子の1stアルバム。リトル・フィートのメンバーがバックバンドで参加しアメリカで録音されたAMERICAN SIDE(1~5)、ティンパンアレーやムーンライダーズのメンバーが参加したJAPANESE SIDE(6~10)からなる全10曲。矢野顕子の故郷・青森の津軽民謡をベースにした(4)や青森の民謡を元にした(5)、ライブでも度々演奏される(3)など、矢野顕子の大胆で繊細な天性のボーカル表現とバンドサウンドがスリリングに融合し和とロックのクロスオーバーとして鳴らされる驚愕の一枚。 (C)新宿店:TANAKAMAN

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荒井由実 『ひこうき雲』


1973年発表のデビュー・アルバムをリマスタリングして再発売。アサヒ『旨茶』CMソング「きっと言える」「紙ヒコーキ」「ひこうき雲」他、全11曲を収録。 (C)RS

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