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エマニュエル・アイム/カンプラ:レクイエム、モンドンヴィル:イスラエルの民がエジプトを出たとき、ラモー:主が連れ帰られると聞いて(2枚組)

アイム

現在のフランス・バロック音楽の最高の解釈者と知られるエマニュエル・アイムの指揮による代表的宗教作品の壮観な響きで導き出した名演

このアルバムでは、18世紀のフランスの3人の作曲家のラモー、カンプラ、モンドンヴィルの宗教的合唱作品が演奏されています。悲しみから喜びへ、暗闇から光への移行を表現したこのプログラムは、アイム&ル・コンセール・ダストレ、そして素晴しき歌手として認められた若きソリストたちによって、約1年間のコンサートを行い、最終的に2022年秋にヴェルサイユ宮殿内の素晴らしいシャペル・ロワイヤルで録音されました。どの作品も典礼的な厳粛さとオペラ的な情熱が並存されたものです。

フォーラム・オペラでは「深い幸福感とともに立ち現れるコンサートであった。カンプラのレクイエムの解釈は、リュリにインスパイアされた豪華な演劇性において、その詩情と同様に活力によって優れていた...マリー・ペルボーは輝いており、彼女の声は共鳴し充実した音色で、スタイリッシュで俊敏、そのアーティキュレーションにおいて典型的だった。彼女の妙技が最も発揮されたのはモンドンヴィルで、教会ではめったに見られないような花火のような演奏を披露した。サミュエル・ボーデンは、真のフランス・スタイルのオート=コントルで、エレガントで見事なフレージングによる見事な歌唱...もう一人のテノールであるザカリー・ワイルダーは、柔軟な装飾と丸みのある音色で魅了した。バリトンのビクター・シカールは、その振幅とパワーを完璧に表現した。オーケストラは、色彩、バランス、明瞭さ、力強さにおいて完璧を極めた。合唱団は、その柔軟性、正確性、均質性、ダイナミズムとアーティキュレーションにおいて印象的であった」と、評しています。

ここに収録された作品は、1980~1990年代にウィリアム・クリスティやフィリップ・ヘレヴェッヘ、ジョン・エリオット・ガーディナーらによる名盤がありましたが、エマニュエル・アイムの指揮は、最も親密な瞬間、壮大なポリフォニック・パッセージ、ホモフォニック・トゥッティを活気づけるなど、並外れたエネルギーを保ち続けた新しい名盤の誕生といえましょう。
ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説・歌詞訳・帯付き
(ワーナーミュージック)

【曲目】
アンドレ・カンプラ:「レクイエム」
ジャン=フィリップ・ラモー:グラン・モテ「主が連れ帰られると聞いて」
ジャン=ジョゼフ・カッサネア・ド・モンドンヴィル:グラン・モテ「イスラエルの民がエジプトを出たとき」

【演奏】
マリー・ペルボー(ソプラノ)
エマニュエル・イフラ(ソプラノ)
サミュエル・ボーデン(オート=コントル)
ザカリー・ワイルダー(テノール)
ヴィクトル・シカール(バリトン)
ル・コンセール・ダストレ(ピリオド楽器オーケストラ&合唱)
エマニュエル・アイム(指揮)

【録音】
2022年11月20日、パリ、ヴェルサイユ宮殿、シャペル・ロワイヤル

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年06月30日 12:00