『スタジオが燃えている ロック・バンドのディレクター』数々のレコーディングに携わってきたディレクター宗清裕之、酒と汗と涙のストーリー
イエローモンキー、レッド・ウォーリアーズ、ラウドネス
彼らと過ごした五千日間
イエローモンキーのデビューから96年の移籍まで、レコーディングはもちろん吉井和哉の歌詞ディレクションやアレンジにおける丁々発止のやりとりなど、まさに5番目のメンバー的存在のディレクター宗清裕之。新卒でコロムビアに入社以来、ラウドネスの4作目から初の海外録音・海外デビュー盤となった『サンダー・イン・ジ・イースト』までや、レッド・ウォーリアーズのデビューから解散までの全音源制作にも携わってきた彼の、酒と汗と涙のストーリー。
第1章 プロローグ
山口の生家と兵庫の自宅
六甲学院とAMラジオ
ディープ・パープル
エアチェックとヘッドフォン
早稲田進学と母の死
入社試験
研修期間
演歌プロモーション
ニューミュージック系へ異動
第2章 ラウドネス
アーティスト担当
リハーサル・スタジオで
予習なきディレクター現場
『DISILLUSION ~撃剣霊化~』
『THUNDER IN THE EAST』
地獄のロサンゼルス・レコーディング
ドラム録り
ベース録り
ギター・ダビング
アメリカのA&R
ボーカルREC
ミックスダウン
マックスも人の子だった
初動30万超え
タテ線とグルーブ
明確なイメージとアイデア
移籍騒動
30周年記念ボックス
第3章 レッド・ウォーリアーズ
渋谷エッグマン
ヤクルトホール
マザー・エンタープライズ
『LESSON 1』
SEXよりも気持ちいい
シャケの葛藤
「バラとワイン」
『CASINO DRIVE』
「ルシアン・ヒルの上で」
『KING'S』
ポップな曲は書けない
『Swingin' Daze』
「Sunday Sunshine」
イギリス
帰国
解散
ミュージシャンから学ぶ
第4章 イエローモンキー
トライアドと佐藤智則
『Bunched Birth』
静かなる争奪戦
『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』
ハイレベルの演奏力
エンジニア・山口州治
吉井和哉、初期の作詞観
とうとう、ここまで狂ったか
男のファンがつかないから
メディアのシンパ作り
『EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)』
女装写真をジャケットに
日本青年館
『jaguar hard pain 1944-1994』
脱グラムロック
中野サンプラザ2DAYS
イベント・ツアー『LSB』
契約更改
「熱帯夜」
『smile』
シングル曲がない
「Love Communication」
中原繁
「嘆くなり我が夜のFantasy」
日本武道館
全社的イチ押し
「追憶のマーメイド」
海外レコーディングへ
「太陽が燃えている」
『FOUR SEASONS』
95年型のイエローモンキーのロック
「JAM」
ガスを抜く
「レコード会社が反対している」
ロングセラー
「SPARK」
移籍
理由
『TRIAD YEARS』
「ホナルーチ・ブギ」
高円寺での話
日本のロックバンドが目指す完成形
第5章 ワークス
MAKE-UP[1984-1987]
GRAND PRIX[1988-1992]
The TOYS[1988-1990]
DER ZIBET[1990-1991]
Gargoyle[1993-1995]
PIZZICATO FIVE[1993-1994]
THE COLLECTORS[1997-2001]
ZIGZO[1999-2002/2012-2014]
CHACOAL FILTER[2001-2007]
SOFT BALLET[2002-2003]
及川光博[2002-2004]
第6章 エピローグ
コンピレーション作り
A&Rとプロデューサー
責任と愛情
過去の音楽へのリスペクト
「みらいのうた」
ロックの行方
音楽を制作するという仕事
第7章 ライナーノーツ
01:LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST』
02:RED WARRIORS『CASINO DRIVE』
03:The TOYS『II』
04:GRAND PRIX『Long Way Home』
05:DED CHAPLIN『Rock The Nation』
06:REPLICA『CROSSROAD』
07:水戸華之介&エレカマニア『1000年ビート』
08:Gargoyle『月の棘』
09:PIZZICATO FIVE『overdose』
10:高浪敬太郎『EVERYBODY'S OUT OF TOWN』
11:THE YELLOW MONKEY『FOUR SEASONS』
12:THE COLLECTORS『HERE TODAY』
13:Valentine D.C.『public address』
14:猫沢エミ『Broken Sewing Machine』
15:森重樹一『BUTTERFLY』
16:ZIGZO『Add9 Suicide』
17:SOBUT『MAXIMUM CULTURE』
18:SOFT BALLET『SYMBIONT』
19:及川光博『流星』
20:UNDER THE COUNTER『I Know That Panda Was Stoned』
あとがき
年譜
タグ : 音楽書
掲載: 2023年07月06日 16:24