フルトヴェングラー&ベルリン国立歌劇場/ワーグナー“トリスタンとイゾルデ”第2&3幕がドイツ放送アーカイヴ(DRA)正規音源で甦る!(UHQCD)
フルトヴェングラーの戦後初のオペラ復帰公演。
正規音源からのCD化はフランス・フルトヴェングラー協会盤以来初!
ドイツ放送アーカイヴ(DRA)所蔵正規音源で甦る!
フルトヴェングラーは非ナチ化裁判で勝利を勝ち取り、1947年から本格的に楽壇に復帰。最初のオペラ公演が古巣のベルリン国立歌劇場における「トリスタン」です。音質は当時としては極上。ドイツのテクノロジーの高さに驚くばかり。うねりを上げる弦楽合奏や、第三幕における官能的なイングリッシュ・ホルンも見事に捉えております。時に断崖絶壁から突き落とされたかのような凄絶な轟音。濃厚な血を持った情熱的な名演。ドイツの超名門歌劇場のサウンドとフルトヴェングラーという垂涎のコンビネーションを聴きたいのなら、当盤を選ぶべきでしょう。歌手陣ではズートハウスのトリスタンが熱い、熱い!不思議なことにこの演奏が正規録音からのCD化は1998年のフランス、フルトヴェングラー協会盤のみ(一般市販なし)。チェトラ系が"カット"と称している箇所が今回の放送局正規音源では存在します。トータルでは10分以上が復活します。そのため第3幕はカットなしと理解して問題ありません。イングリッシュホルンソロと歌唱(トリスタンと羊飼い)の掛け合いが聴けることは嬉しい限りです。なおDRAには別番号で保管されている「トリスタン」のテープもありましたが、比較試聴の結果、単純に当録音の一部が欠損したもの(音質に変わりなし)でした。また第1幕の録音は発見できておりません。
(ミューズ貿易)
【曲目】
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第二幕、第三幕
【演奏】
ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール:トリスタン)
エルナ・シュリューター(ソプラノ:イゾルデ)
ゴットロープ・フリック(バス:マルケ王)
マルガレーテ・クローゼ(メッゾ・ソプラノ:ブランゲーネ)
クルト・レーム(テノール:メリット)ほか
フルトヴェングラー指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ)、同合唱団
【録音】
1947年10月3日ベルリン・アドミラルパラスト、ライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年07月12日 18:00