【EMI Legacy Vinyl Collection Vol.1】東芝EMIの隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズ第1弾5タイトルが11月29日発売
《東芝EMI》の隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズの第一弾。今回はシティ・ポップの要素を感じ取れる5タイトルがリリース!
芦部真梨子『ストリート・スキャンダル』
TVアニメ「ガラスの仮面」の主題歌も収録。スペクトラム, AB’S, SHOGUN周辺の一流ミュージシャン達も多数参加。
志熊研三 編曲のもと、新田一郎(スペクトラム、MMP) ホーンズ編曲、 岡本郭男 (ds)、渡辺直樹 (b)、松下誠(g)、中西康晴 (key)、RAJIE (cho)、EVE (cho)…らスペクトラム、AB'S、SHOGUN周辺の超一流ミュージシャン達も参加。特に、新田一郎編曲の分厚いホーンズ、渡辺直樹 (b)によるスラップ・ベース、松下誠(g)によるカッティングなど、正にスペクトラム、AB'Sのエッセンスを凝縮させたアーバン・ディスコ「ハイウェイ・ダンサー」(作曲・編曲: 志熊研三)や、林 哲司作曲の歌謡ディスコ2曲「プライベート・フライデー」、「ポニー&クライド」などを収録。日本のシティポップ~AOR再評価の流れの中で人気も高まる80'S JAPANESE GROOVE。そして、同名TVアニメの主題歌「ガラスの仮面」 (作詞: 売野雅勇 作曲: つのごうじ 編曲: 大谷和夫)なども収録。
【収録内容】
01. ハイウェイ・ダンサー (作詞:大津あきら 作曲・編曲:志熊研三)
02. 真夜中のシンガー (作詞:りりィ 作曲:山沢雅明 編曲:志熊研三)
03. プライベート・フライデー (作詞:大津あきら 作曲:林哲司 編曲:志熊研三)
04. ラスト・サマー (作詞・作曲:小林武史 編曲:志熊研三)
05. 危険な海岸 (作詞:杉山政美 作曲:富田伊知郎 編曲:志熊研三)
06. ガラスの仮面 (作詞:売野雅勇 作曲:つのごうじ 編曲:大谷和夫)
07. 舗道のバレリーナ (作詞:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:志熊研三)
08. ポニー&クライド (作詞:森雪之丞 作曲:林哲司 編曲:志熊研三)
09. 最後のレース (作詞:杉山政美 作曲:小林幸司 編曲:志熊研三)
RAJIE『午後のレリーフ』
1977年にソロデビュー。5枚のアルバムを発表し、一時活動休止を経て1984年に東芝EMIに移籍、前作から約3年振りにリリースされた通算6枚目のアルバム。
TVドラマの挿入歌に起用された「瑠璃色の恋人達」を含む、“春夏秋冬”をコンセプトにアコーステックな楽曲が並ぶ全10曲を収録。
アマチュア時代には鈴木慶一率いるムーンライダーズがバックアップしたグループ「ポニーテール」に所属し、サディスティック・ミカ・バンド、大瀧詠一"ロング・バケーション"等へのコーラスに参加した相馬淳子ことラジ (RAJIE)の'84の東芝EMI移籍後の6THアルバム!前作『ACOUSTIC MOON』から3年の間を明け高橋幸宏と袂を分かち、AB'Sの松下誠、濱田金吾がライターとして参加。前作の流れを汲むヨーロピアン・ポップ路線のアルバム。濱田金吾作のアーバン・メロウなCITY POP「グッド・バイ・トランスファー」、センチメンタルなアレンジも素晴らしい「ダブルムーン」、軽快なレゲエ・ポップ・ナンバー「MAMAMIYA―宇宙からの贈物―」、TVドラマ『瑠璃色ゼネレーション』挿入歌として使用されシングル・カットされた「瑠璃色の恋人達」等収録。あまり語られることのないアルバムながら内容は高水準!
【収録内容】
01. 春 (作曲・編曲:西本明・本田達也・滝本季延(TOP STONE))~セソワ(作詞・作曲・編曲:唐木裕史)
02. 印象派 (作詞:大津あきら 作曲:佐藤隆 編曲:松下誠)
03. チェリストの亡命 (作詞:園部和範 作曲:小田裕一郎 編曲:TOP STONE)
04. グッド・バイ トランスファー (作詞:小林和子 作曲:濱田金吾)
05. 夏 (作曲・編曲:西本明・本田達也・滝本季延(TOP STONE))~8月のメモワール (作詞:竜真知子 作曲:佐藤隆 編曲:松下誠)
06. 秋 (作曲・編曲:西本明・本田達也・滝本季延(TOP STONE))~ミックへのレジスタンス (作詞:園部和範 作曲:小田裕一郎 編曲:松下誠)
07. 瑠璃色の恋人達 (作詞:大津あきら 作曲:佐藤隆 編曲:TOP STONE)
08. ダブルムーン (作詞:芹沢るい 作曲:西本明 編曲:TOP STONE)
09. MAMAMIYA -宇宙からの贈り物- (作詞:森田由実 作曲:RAJIE 編曲:TOP STONE)
10. プリバリ -Puli Bali- (作詞:本田達也・RAJIE・唐木裕史 作曲:本田達也 編曲 :TOP STONE) ~冬(作曲・編曲:西本明・本田達也・滝本季延(TOP STONE))
村田和人『Go Pop』
山下達郎にその歌唱力を買われてツアーのコーラスに参加、1982年シングル「電話しても」でデビューしたシンガーソングライターによる東芝EMI移籍第一弾、通算6枚目のアルバム。
突き抜けるような力強いハイトーン・ヴォイスと巧みなコード・プログレッションによるソングライティング・センスを併せ持った数少ないシンガー・ソングライターとして定評があり、CITY POPシーンの重要アーティストとして今なお語られる存在。当時流行していた打ち込みによる音作りを大胆に持ち込んだ作品。アレンジャーに幾見雅博を迎えて制作、ナッシュヴィルでロブ・フェスターがミックスした意欲作。村田和人独自のポップなメロディーは健在の全10曲を収録。
【収録内容】
01. GOOD MORNING KISS (作詞:石川あゆ子 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
02. GIRL tHE TOY (作詞:サエキけんぞう 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
03. SKY LOVE (作詞:田口俊 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
04. Aと絵札 (作詞:田口俊 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
05. 夜を越えて (作詞:直枝政太郎 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
06. SHINING STAR ?うまく言えない? (作詞:石川あゆ子 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
07. 水のエンベローブ (作詞:石川あゆ子 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
08. 10,000 BLUES (Ten Thousand Blues)(作詞:石川あゆ子 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
09. FLYING SANTA CLAUS (作詞:田口俊 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
10. LOVE AGAIN (作詞:田口俊 作曲:村田和人 編曲:幾見雅博)
岩下清香『眠らせないで』
岡田徹(ムーンライダーズ)に見出されポスト・パンクバンドLotus Endでデビュー。1995年ソロシングル「太陽が嫌い」をリリース。作詞や作曲も自らこなす実力派シンガー。作曲陣に朝本浩文、片寄明人、松尾清憲、杉真理などが担当した全9曲を収録。
作詞や作曲も自らこなす大阪生まれの実力派シンガー、岩下清香。ラジオ・パーソナリティなどとしても多彩に活躍している。もともとポスト・パンク的バンド=LOTUS ENDのメンバーとして活動していた岩下は、ムーンライダーズ/岡田徹の後ろ盾を受けるかたちでソロ・デビュー。『眠らせないで』と『風がつれてきた季節』という2枚のアルバムを発表した。その内容は、フォーキーながらもR&B的ブラック感を色濃く漂わせるもの。そういう意味で、すでにこの頃から彼女の「ブラック系ミュージック嗜好」は具現化していたといえる。プロデュースは井出靖。Graet3の片寄明人,チチ松村,杉真理など豪華な作家陣を迎え、アレンジには、UAのプロデューサーとして知られる朝本浩文、オリジナル・ラブの木原龍太郎、元ルースターズの井上富雄などが参加。
【収録内容】
01. サイレント・ダイアローグ (作詞:石川あゆ子 作曲:朝本浩文 編曲:朝本浩文)
02. 新しい風 (作詞:福士久美子 作曲:片寄明人、堀江博久 編曲:井上富雄)
03. 道 (作詞:永森羽純 作曲:松尾清憲、杉真理 編曲:松田文)
04. 明日恋人になりましょう (作詞:石川あゆ子 作曲:山口美央子 編曲:キハラ龍太郎)
05. 眠らせないで (作詞:石川あゆ子 作曲:チチ松村 編曲:チチ松村)
06. 波紋 (作詞:川村真澄 作曲:片寄明人 編曲:井上富雄)
07. 運がよければ (作詞:石川あゆ子 作曲:朝本浩文 編曲:朝本浩文)
08. 雨になりたい (作詞:石川あゆ子 作曲:三沢またろう 編曲:松田文)
09. リフレインの中で (作詞:石川あゆ子 作曲:松本俊明 編曲:松田文)
畠山美由紀『Fragile』
ソロとしていっそう輝き出した畠山美由紀が、ソロ2作目としてリリースした珠玉のカバーアルバム。
既発のシングルのカップリングに収録されたカバーから持ちあがった企画で、彼女の音楽的ルーツが色濃く反映され、幅広いジャンルからセレクトされた楽曲たちは、もうオリジナルを超えてすばらしく輝いている。ヴォーカリストとして、Double FamousやPort Of Notesを経てあらゆるものを吸収したからこそ、たどり着いた唯一無二の唄声。これはやはり、経験がなければ生まれないもの。オリジナルな歌声、斬新なアプローチによってアントニオ・カルロス・ジョビンや、ローリングストーンズ、ノラ・ジョーンズ、アン・バートン、ニーナ・シモン、荒井由実など洋邦様々な名曲が蘇る!
青柳拓次、小沼ようすけ、坂田学なども参加しているが、バンド・アレンジでの構成はほんの数曲。あとはほとんどがリズムレスでの弾き語り。それだけに彼女の〈歌〉が表現する世界が際立っており、その豊かさと深さにどっぷりとハマれる一枚となっている。
【収録内容】
01. Sympathy For The Devil/悪魔を憐れむ歌(ローリング・ストーンズ)
02. Don't Know Why(ノラ・ジョーンズ)
03. Every Breath You Take/見つめていたい(ポリス)
04. Wonderful Life(ブラック)
05. The Shadow Of Your Smile/いそしぎ(アン・バートン)
06. O Grande Amor(ジョアン・ジルベルト)
07. 雨の街を(荒井由実)
08. I Love You, Porgy(ニーナ・シモン)
09. 夏の思い出
10. The Water Is Wide(カーラ・ボノフ)
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